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リアンダー級フリゲート()は、イギリス海軍などが運用していたフリゲートの艦級。12I型フリゲートと呼ばれる設計を採用しており、26隻が建造された。 == 概要 == リアンダー級フリゲートは、ホイットビィ級フリゲートから続く12型フリゲート・シリーズの最終発展型であり、多くの面で革新的なコンセプトを採用した、先進的なフリゲートである。本級の設計は12I型()と呼ばれているが、極めて優秀な設計であったことから、イギリス以外にも4カ国が導入しており、またインドでは数次に渡って発展型が開発され、その建造は2004年まで続いていた。 本級は長期にわたって多数艦が建造されたことから、数次に渡る設計変更・改装を受けている。初期建造艦はウェストランド ワスプ対潜ヘリコプターの艦載機化により、先行するホイットビィ級フリゲートやロスシー級フリゲートよりもはるかに柔軟な対潜作戦の展開が可能になったが、発着甲板のスペースを確保するためにリンボー対潜迫撃砲を1基に削減した。また全長が112.8mから109.7mとわずかに短くなっており、艦体構造も艦尾部分の後甲板が一段低い長船首楼型から、艦首から艦尾まで甲板の高さが同じ平甲板型に変更されている。さらにバッチ3として建造された後期建造艦10隻では、船体幅が12.5mから13.1mに広くなっている。 バッチ1では個艦防空ミサイルを搭載したが、これは当時のフリゲートとしては極めて先進的なコンセプトである。バッチ2で艦対艦ミサイルを搭載して対水上打撃力を獲得、そしてバッチ3で個艦防空ミサイルを新型化するとともに戦術情報処理装置を搭載して、システム艦としての再構築が行なわれた。これにより、本級は、同時代の同級艦をはるかに凌駕する多任務対応能力を獲得し、この時代のイギリス海軍の中核的な戦闘艦として活躍することとなった。 しかしその一方で、このように極めて先進的な戦闘艦として完成されたことにより、本級は非常に高コストの艦となった。これを補完するため、イギリス海軍は、性能的には劣るがより安価な14型フリゲートや第二次世界大戦中に建造された駆逐艦を近代化改修した15型 / 16型フリゲートとのハイ・ロー・ミックス運用を行なうこととした。 本級は、1960年代以降のイギリス海軍洋上兵力の中核を構成し、フォークランド紛争にも「F57 アンドロメダ」、「F56 アルゴノート」、「F45 ミネルヴァ」、「F127 ペネロピ」の4隻が参加した。1980年代以降は、イギリスの軍事予算削減によって減勢を続け、また1989年より新型の23型フリゲートが就役しはじめたこともあって、1995年の「F57 アンドロメダ」のインド海軍への売却をもって運用を終了した。 なお、本級の最終バッチで開発された武器システムは、14型フリゲートの後継である21型フリゲートにほとんどそのまま搭載され、またその後の22型 / 23型フリゲートの武器システムの原型となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「リアンダー級フリゲート」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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