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アラン・シドニー・パトリック・リックマン(Alan Sidney Patrick Rickman, 1946年2月21日 - 2016年1月14日)は、イギリスの舞台および映画俳優。 == 来歴 == 4人兄妹の次男としてロンドンのハマースミス(Hammersmith)の労働者階級の家庭に生まれた。兄弟には上から兄・弟・妹がいる〔Alan Rickman Family Info NNDB.com. Retrieved 4 September 2010.〕。父はアイルランド系で、アランが8歳の時に亡くなっている。 当初はグラフィックデザイナーをしていたが〔Alan Rickman Biography . TVGuide.com. Retrieved 6 September 2010.〕、その後ロンドンの王立演劇学校に入り、英国の舞台演劇で活躍する。1985年のロイヤル・シェイクスピア・カンパニーによる''Les Liaisons Dangereuses''では男性のリード役として印象を残し、同作のブロードウェイ・プロダクション(1987年)ではトニー賞にノミネート。またテレビではBBCの『バーチェスター・タワーズ』においてスロープ氏役を演じるなど、更に活躍の場を広げた。日本の演出家蜷川幸雄が手がけた舞台''Tango at the End of Winter''では主役を演じた。 イギリス映画において多く活躍しているものの、アメリカ映画にも悪役を当たり役として登場している(例:『ダイ・ハード』『ロビン・フッド』『ラスプーチン』など)。『ロビン・フッド』では英国アカデミー賞助演男優賞を受賞。『ラスプーチン』ではゴールデングローブ賞の男優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)とエミー賞(プライムタイム・エミー賞)のミニシリーズ/テレビ映画部門の主演男優賞を受賞。 数ある作品の中で、特に『ハリーポッター・シリーズ』でセブルス・スネイプ役を演じたことは大きく、原作ファンからも「スネイプそのもの」と高い評価を得ていた。原作者のJ・K・ローリングは万が一に備えてシリーズの最終話を先に書いておいて銀行に預けていたが、意外な展開になるからそれを知った上で演技して欲しいというJ・K・ローリングの意向でアランだけが唯一、最終話とスネイプの過去を知っており、自分のせいでネタバレにならないかずっと不安だったらしい。 2002年にはロンドン(2001年)とブロードウェイで大成功した舞台『''Private Lives'' (私生活)』でトニー賞に再びノミネートされた。 学生時代からの付き合いであるパートナーで労働党の元地方議会委員リマ・ホートン (''Rima Horton'') と1977年からロンドン市内(ウエストボーン・グローブ)で同棲しており〔Rima Horton 〕、2012年に正式に結婚した〔Alan Rickman and Longtime Love Rima Horton Secretly Wed 3 Years Ago People 2015年4月23日〕。 独特の低音で甘い声も魅力のひとつであり、「ミルクチョコレート・ヴォイス」、「ベルベット・ヴォイス」などと形容されている(日本語吹き替え版では、その声の印象に合わせて土師孝也が専属と言える頻度で務めている)。 ティム・バートン制作の作品に起用されることが多い役者の1人でもあった。 2016年1月14日、同年の2月21日に誕生70周年を迎える予定だったが、ガンの為急逝〔Alan Rickman, giant of British film and theatre, dies at 69 ザ・ガーディアン Thursday 14 January 2016〕。。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アラン・リックマン」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Alan Rickman 」があります。 スポンサード リンク
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