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レ・ウンベルト級戦艦 (Corazzate Classe Re Umberto) はイタリア海軍が建造した最初の前弩級戦艦である。設計者はベネデット・ブリン。 == 艦形 == 本級は当時の主流である平甲板型船体で、艦首水面下に衝角を持ち、艦首甲板から前部甲板上に前向きに「アームストロング 34.3cm(30口径)連装砲を露砲塔で1基を配置。写真で砲塔に見えるのは鉄板で出来た波浪防御程度のカバーで主砲の基部に被せてあるだけの代物であり完全な砲塔形式ではない。 艦橋構造は司令塔を下部に組み込み、船橋を両側に持つ箱型とした。艦橋の後部から機関区が始まり、本級の煙突は3本であるが、このうち2本は並列配置のために舷側方向から見ると2本煙突に見えた。また、この頃のイタリア戦艦の特徴である缶室分離配置により1番・2番煙突と3番煙突は顕著に前後に離されており、船体中央部に単脚式のマスト1本立っていた。その背後に艦内への吸気用として煙管型の通風筒が煙突に挟まれるように立てられ、煙突の両側は艦載艇置き場となっており、単脚マストの基部に1基ついたジブ・クレーンにより運用される。 2番煙突の背後に後部艦橋が配置され、後部甲板上に後ろ向きに露砲塔1基が配置された。左右の舷側甲板上には15.2cm単装砲が断片防御程度の装甲盾を付けられて片舷4基ずつ計8基配置された。その下の舷側にはケースメイト(砲郭)配置で12cm単装砲が片舷6基配置され、他に4基が前後の艦橋の側面に1基ずつ配置され計16基を配置した。 この武装配置により前後方向に最大34.3cm砲2門、12cm砲2門が指向でき、左右方向に最大34.3cm砲4門、15.2cm砲4門、12cm砲8門を指向できた。 防御装甲は舷側水線部に100mmの装甲が貼られていた。また、主砲のバーベット部に特色があり、他国は円筒型であったが本級は台形状のシュナイダー・スチール式装甲板を組み合わせた正16角形多面体をしているのが特徴である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「レ・ウンベルト級戦艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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