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ロリータコンプレックス : ミニ英和和英辞書
ロリータコンプレックス[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ロリータコンプレックス ( リダイレクト:ロリータ・コンプレックス ) : ウィキペディア日本語版
ロリータ・コンプレックス[ちょうおん]

ロリータ・コンプレックス () とは、幼女少女への性的嗜好恋愛感情のこと。略してロリコンともいう。ロリコンと略す場合は、幼女・少女への性的嗜好や恋愛感情を持つ者のことも指すことがある。
元は「Lolita」(ロリータ)と「complex」(コンプレックス)から成る和製英語である。「Lolita」は、中年の男性が年の離れた少女を愛するウラジーミル・ナボコフ小説ロリータ (Lolita)』、または、同小説の登場人物である少女の愛称・ロリータに由来する。
== 概説 ==
ロリータ・コンプレックスはエフェボフィリア性的倒錯など医学や精神分析的な分析とは意味合いが異なる。
日本でロリータ・コンプレックスという言葉がいつどのようなきっかけで使われるようになったか、明確には判明していない。言葉自体は1969年に出版された『ロリータ・コンプレックス』(ラッセル・トレーナー)の邦訳が日本での初出とされているが、それは「少女が中年男性に関心を抱く」という意味で用いられているものであり、ここで説明している概念とは正反対のものである〔高月靖著(2009年) p.6, pp.32-33〕。1974年和田慎二が『キャベツ畑でつまずいて』のなかでロリータ・コンプレックスという言葉をすでに用いており、これが初出とは判明していないが、ここで説明している概念を表すものとしては初期の用例とされている〔。また1972年澁澤龍彦は『少女コレクション序説』でロリコン現象を少女視点ではなく男性視点で捉えるべきではという意見を述べていて、これを現在の用法の発祥とする見解もある〔。
「ロリコン」という略称の発祥もはっきりしておらず、おそらくはマザーコンプレックス同様の過程で作られた略称であることと、1970年代後半頃から用いられ始め、1980年頃から急速に広まったということが判明しているのみである〔。一説には、アンダーグラウンドなロリコン雑誌で用いられたことを発祥元とする見解もあるが、定かでない〔。欧米で言うロリータ・シンドロームとは別の概念であり、以前は主に日本で使われ、英語圏ではあまり使われていなかったが、近年は日本語でのrorikonを英語化した「lolicon」の語で海外でも使われるようになってきている。
ロリコンは俗称であり明確な定義はなされていないが、一般に侮蔑語差別語として使用されている傾向がある〔三浦 耕吉郎 『構造的差別のソシオグラフィ』 世界思想社、2006年。〕。また実年齢による定義もないため、身体的に成熟しているかは主観的な判断をともない、ロリコンの対象と見なされる年齢は、新生児から成人以上にまで及ぶ可能性がある。例えば、日本ユニセフ協会は、インターネット・ホットラインセンターに寄せられた児童ポルノ関連の通報は「現行法の定義では『児童ポルノ』とされないものがその殆どと伺っております。」と報告している〔日本ユニセフ協会 お問い合わせ「本キャンペーンが規制を求めている『子どもポルノ』の具体的な定義について」 を参照。〕。
近年では、成人男性が未成年を性の対象とする傾向の総称として呼ばれている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ロリータ・コンプレックス」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Lolicon 」があります。




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