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『ロードランナー』(Lode Runner)は、ダグラス・E・スミスにより考案され、ブローダーバンドから1983年に発売されたアクションパズルゲーム。『バンゲリングベイ』『チョップリフター』とともに、バンゲリング帝国三部作の一つである。後に上級編として『チャンピオンシップロードランナー』も発売された。 == 概要 == ゲームの目的はステージ内にある金塊を敵に捕まらずに回収し脱出すること。主人公(プレイヤーキャラクター)は穴を掘るためのレーザーガンを装備しており、床に穴をあけて下の階層に移動したり、掘った穴に敵を落としたりして障害をクリアしていく。アクションゲームにして、パズル性も兼ね備えている〔往年の名作ゲーム【その2】(2005.7.29) - システムソフト・アルファー(宮迫プロデューサーの時事コラム)、2015年6月21日閲覧。〕。 プロトタイプは1982年の夏休みに制作された、Pascalで書かれたPrime Computer 550用プログラムに源を発するという〔Lode Runner Online (2010-10-12閲覧)、また英語版 も参照。〕〔『ロードランナーファンブック』P. 66〕。初期のプログラムは、VAX用にFORTRANで書かれた〔作者のページLode Runner: Ancient History! (2010-10-12閲覧)には、VAX1との表記が見える。しかしこれはVAX-11の誤記かもしれない。〕。これが学生の間で評判となり、友人のApple IIを借りて移植、ブローダーバンドに応募したが没となる。理由として、カラーモニターを持っていなかったためモノクロ画面で作成されていた、キャラクターも製品版より小さい、ジョイスティック非対応だった点などが挙げられる。それらの欠点を改良し、エディタなども付けた上で再度応募したところ、今度は採用となり1982年12月30日にブローダーバンドと契約。翌1983年6月23日に同社から発売された。媒体は5インチフロッピーで、日本国内での輸入販売価格は11,000円程度だった。 Apple IIシリーズ用が有名だが、各種パソコン・ゲーム機やアーケードゲームなど様々な機種に移植されている。 ''road''(道路)ではなく ''lode''(坑道)がタイトルの由来である。パソコンといえば組み込みBASICであった当時、パソコンでプログラミングを行わずゲームマシンとしてしか使わない人を、カセットテープからプログラムをLOADしてRUNするだけの人という意味でロードランナー (Load Runner) と呼ぶことがあった。 本作品には敵の頭渡りなど数々のテクニックがあるが、作者いわく最初から考えて付けたものではなく本当はバグであったと語っている。敵の動きは、基本的には高さを揃えて距離をつめるというアルゴリズムだったが、ある地点でプレイヤーが止まるとかえって遠ざかっていくようになってしまうバグが出ていた。そこでこのバグを修正したところ、先の展開が読めすぎて全くつまらないものになってしまったため、バグを元に戻してこちらを完成バージョンとしたとのこと。また、地形パーツのトラップはブローダーバンドからの要請で製品化の際に組み込んだものとも語っている。これらの事が相まって、さらにはエディタ(Editモード)が搭載されていた事でより難解な面を作って遊ぶことも人気を博した一因となった。当時はEditモードで自作面を紹介する書籍まで販売されていた。 1985年のつくば万博で、ソニーは2000インチの巨大テレビ(ジャンボトロン)を展示し、これを用いたゲーム大会を開催した。その際のゲームとして採用されたのはMSX版のロードランナーだった。なお大会が開催されたのは1985年8月11日、参加資格は小学校4年生から中学校3年生までの男女。参加者は事前に申し込みをした中から抽選で選ばれた。 上記のイベントに合わせて1985年8月に来日した際、インタビューで「ロードランナーのおかげで、寝室4つにプール付きの家、モーターボート、ポルシェ2台が手に入った」とダグ・スミスは語っている。この時点での販売本数はアメリカで約15万本、日本で約200万本(ファミコン版を含む)だった。 2012年11月15日オールタイム100ビデオゲームに選ばれる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ロードランナー」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Lode Runner 」があります。 スポンサード リンク
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