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一口馬主(ひとくちうまぬし、ひとくちばぬし)とは、日本において、競走馬に対し小口に分割された持分を通じて出資をする者のことである。匿名組合契約が利用されており、金融商品取引法(かつては商品ファンド法)によって規制を受ける。「クラブ馬主」「一口クラブ」ともいう。 馬主登録されていない者が競走馬に投資することで間接的に馬主となるシステムである。 日本全国で約5万人ほどが参加している。 == 概要 == 一口馬主のクラブは、愛馬会法人とクラブ法人(馬主)の2つの法人によって成り立っている。クラブ法人と愛馬会法人は金融庁と農林水産省による商品投資販売業者の許可番号を持っているが、前者は馬主資格を有しない。一口馬主になりたい者は愛馬会法人の会員となって同法人に出資(匿名組合契約)し、愛馬会は出資金を用いて取得した競走馬をクラブ法人に現物出資する〔。クラブ法人は、現物出資された競走馬をレースに出走させ、獲得した賞金を愛馬会法人に配当する。愛馬会法人は、さらに配当を会員に分配する〔。出資は愛馬会法人が事前に取得した競走馬ごとに行われ、会員は自らが出資した競走馬の獲得した賞金に応じて損益分配を受ける。 基本的に1頭の馬を40口~500口程度に分割して出資を募る〔。馬の値段は中央競馬の場合1000万円以上になることが通常であるので、1口あたり数万100万円程度となる。出資者は馬代金のほかに、クラブの入会費用(入会時)、月会費、厩舎や牧場における経費、保険料、海外遠征の費用などを負担する。 基本的に元本保証は無い。ただし会員が出資した馬が早い段階(概ね2歳を迎える前)で死亡するか競走能力を喪失したと診断された場合には、出資金を全額返還するという規約を設ける例も見られる〔。かつては出資した馬が一度も出走できなかった、あるいは出走したが一度も勝てずに引退した場合に適用される「補償制度」も存在した(例:〔http://www.sundaytc.co.jp/wp-content/uploads/sites/2/2013/10/kiyaku2010.pdf〕)が、。 なお、一口馬主の会員は馬主ではないため、競馬場の馬主席への入場、トレーニングセンターや厩舎への訪問、引退の決定など、馬主の持つ権利は有しない。ただし、2004年より1クラブ5人まで口取りの写真に参加することが許されるようになり、現在は重賞競走で最大20人まで、その他の競走で最大10人まで口取りの写真に参加できる(ただし、クラブにより異なる)〔。 一口馬主のシステムに対して、馬主の利益団体である日本馬主協会連合会は同会が発行した『日本馬主連合会30年史』において、名義貸しを商品ファンド法で誤魔化したに過ぎないと非難している。しかし、日本中央競馬会は1995年に「一口馬主は名義貸しにはあたらない」とする見解を発表している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「一口馬主」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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