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三菱・4G1型エンジン(みつびし・4G1けいエンジン)は1977年(昭和52年)から三菱自動車工業によって製造されている1.2L-1.6Lの直列4気筒ガソリンエンジン。通称名はオリオンエンジンで同社のネプチューンエンジン(4G4型)の後継にあたる。バルブ機構はSOHCまたはDOHCを採用している。また、一例として生産時期や販売国により、4G15という表記とG15Bという表記の二種類の型式番号がそれぞれ与えられている。 == 概要 == 同社初のカムシャフトの駆動にゴム製タイミングコグベルトを用いた小型・軽量設計の鋳造鉄製ガソリンエンジンで信頼性と耐久性に優れており、2016年(平成28年)現在まで40年近くに渡って製造されている。なお、2016年2月現在の時点では中華汽車・菱利用の4G13型SOHC16バルブ、およびインド向けランサー〔日本市場向けの5代目モデルに相当。〕用の4G15型SOHC12バルブの計2種のみが製造されている。 また、4G1型エンジンは初期の自動車排出ガス規制に本格的に挑んだ同社初のエンジンであり、MCA-JET〔Mitsubishi Clean Air-Jet Control Super Lean Combustion Systemのアクロニムで、直訳すると噴流制御超希薄燃焼方式となる。〕と呼ばれる一連の排ガス対策システムを導入していた。最も特徴的な機構は、「ジェットバルブ」と呼ばれるごく小さな二次吸気バルブであり、吸気バルブと共にロッカーアームで駆動され、シリンダー内に強力なスワール流を発生させ混合気の着火性を高めていた。ジェットバルブの装備により大量のEGRを掛けても燃焼が安定するようになり、昭和53年排出ガス規制をクリアした。 4G1型エンジンの53年規制適合が契機となり、ジェットバルブは4G3型エンジンや4G6型エンジン、4G5型エンジン、2G2型エンジン等にも装備が拡大されていった。ジェットバルブを搭載した4G1型エンジンは、社団法人自動車技術会が選定する日本の自動車技術240選において「吸排気弁の他に設けたもう一つの弁(JET弁)による強いスワールが超希薄燃焼を可能とし,昭和53年排ガス規制をクリア」という理由により、選出されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「三菱・4G1型エンジン」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Mitsubishi Orion engine 」があります。 スポンサード リンク
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