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不思議の国のトムキンス (Mr. Tompkins in Wonderland) は1940年にケンブリッジ大学出版局から出版された科学空想物語で、著者ジョージ・ガモフは原子核のアルファ崩壊理論やビッグバン宇宙論で知られた世界的な物理学者である。本作は、主人公トムキンスが夢の中で相対性理論や量子力学の効果が日常的に容易に観察出来る不思議な世界に入り込んで色々と思いがけない出来事を体験する、というかたちでこれら非日常的な物理の世界を解き明かす、という内容である。 ==日本語版の諸本== 日本語版は伏見康治の訳で1943年に創元科学選書の1冊として刊行され〔本書の前身たる日本語訳が、伏見康治・山崎純平の訳で、創元科学叢書の1冊「不思議の国のトムキンス」として1942年5月に出版されている。 これは現在の版と比べると、内容は全体としてはほぼ同じだが、夢が今とは順序が異なり(例えば、現在の版の第1話「のろい町」はこの版では第3話「のろい街」)、教授の3つの講演が巻末に「付録」としてまとめられているなど、構成が大分異なっている。 この版には『立派な書籍として出版して下さったケンブリッジ大学出版所に深盡の感謝の意を表します』というガモフの1939年3月付のはしがきが載っているので、ガモフがその後で書き直して1940年版になったものと思われる。〕、訳者まえがきで伏見は「これは物理学の漫画である」と述べた。そして多くの若者を誘って物理学者への道をとらせるのに力があった。現在はトムキンスを主人公とする他の3つの物語と合本されて『トムキンスの冒険』 (白揚社、1990年) として書店に並び、その第Ⅰ部の前半が『不思議の国のトムキンス』である。 また、『不思議宇宙のトムキンス』 (白揚社、2001年) は、ラッセル・スタナード〔1931年12月24日生まれ。オープン大学名誉教授。高エネルギー物理学が専門。ブラッグメダルなど栄誉ある数々の物理学の賞を受賞。その一方で、子ども向けから大人向けまで科学の啓蒙書も多数執筆。 〕が『不思議の国のトムキンス』とその続編『原子の国のトムキンス』''Mr. Tompkins explores the atom'' (1944年) とを合わせたものに最新の知見を加えて改訂・加筆し、それに新たに書き下したいくつかの章を付け加えて1999年に出版した改訂版 ''The New World of Mr. Tompkins'' の翻訳である。 ガモフの書いたその他一連の科学啓蒙書については項目「ジョージ・ガモフ」の著作リストを参照。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「不思議の国のトムキンス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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