|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 二 : [に] 1. (num) two ・ 行 : [くだり, ぎょう] 【名詞】 1. (1) line 2. row 3. (2) verse ・ 連 : [むらじ, れん] 【名詞】 1. party 2. company 3. group ・ 連句 : [れんく] 【名詞】 1. linked verse 2. couplet ・ 句 : [こう, く] (n) sentence
二行連(にぎょうれん;二行連句、対句、couplet, カプレット、カプリット、クプレ)は2行で1組の韻文(詩)。通常押韻され、同じ韻律を持っている。文化によっては、それぞれの文化に関連した装飾的な伝統を持っている。たとえばアフリカでは部族の精神的指導者が主に用いる。 ==西洋詩の二行連== 伝統的に西洋の二行連は効果的な押韻であるが、すべての二行連が押韻されているわけではない(同様に、詩は空白を用いて二行連を区分する)。iambic pentameter(弱強五歩格)の韻律を持つ二行連はヒロイック・カプレット(heroic couplets, 英雄対句、英雄対韻句、英雄対連、英雄詩体、英雄詩体二行連句、英雄二行詩 )と呼ばれる。エピグラム(警句)も二行連で作られる。さらに、シェイクスピア風ソネット(シェークスピア風十四行詩)の最後の二行連のように複雑な押韻構成を持つ場合もある。 押韻された二行連は、詩の中でも、最も単純な押韻構成のうちの1つである。ジェフリー・チョーサーの『カンタベリー物語』はこの押韻された二行連を使って書かれている。17世紀のジョン・ドライデンと18世紀のアレキサンダー・ポープは、ともにヒロイック・カプレットで書いた詩が有名である。 押韻された二行連では、押韻がすぐ来るので、押韻それ自体に気が取られる傾向がある。押韻された良い二行連は、押韻およびすぐ終わることの両方から「ピリッ」とした傾向にある。次に挙げるのは、押韻の響き同様に、その「ピリッ」とした感覚を持った好例である。 :: True wit is nature to advantage dress’d; :: What oft was thought, but ne’er so well express’d. :: -- アレキサンダー・ポープ『批評論』Part II :: Whether or not we find what we are seeking :: is idle, biologically speaking. :: -- エドナ・ミレイ 『I Shall Forget You Presently』の最後の二行連 一方で、押韻された二行連は押韻構成が予測がつくため、人工的でとぼとぼ歩きしているように感じられるかも知れない。ポープは18世紀当時の予測のつく押韻を(二行連を使って)次のように茶化した。 :: Where-e'er you find "the cooling western breeze," :: In the next line, it "whispers through the trees;" :: If crystal streams "with pleasing murmurs creep," :: The reader's threatened (not in vain) with "sleep." ::(大意)あなたが「the cooling western breeze(冷たい西のそよ風)」という言葉を見付けたら、きっと次の行に「whispers through the trees(木々を抜けるささやき)」という言葉がくる。もし水晶が「with pleasing murmurs creep(心地よい響きをたてて)」動くのなら、読者は「sleep(眠気)」に誘われる(効果がないわけではない)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「二行連」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|