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『仮面ライダークウガ』(かめんライダークウガ)は、2000年(平成12年)1月30日から2001年(平成13年)1月21日まで、テレビ朝日系で毎週日曜8:00 - 8:30(JST)に全49話が放映された特撮テレビドラマ作品、および作中で主人公が変身するヒーローの名称である。 キャッチコピーは「A New Hero. A New Legend.」(新しい英雄、新しい伝説)。 == 概要 == テレビシリーズでは『仮面ライダーBLACK RX』から10年ぶり、テレビシリーズ以外では『仮面ライダーJ』から6年ぶりとなる『仮面ライダー』作品であり、同時に「平成仮面ライダーシリーズ」第1作目に当たる。「クウガ」(漢字表記では「空我」)の名は「漢字で書ける名前」という提案を受けて、石森プロ社長の小野寺章によりクワガタの語感から命名された。 昭和仮面ライダーシリーズ(以下、昭和ライダー)から世界観が一新されているが、一方で昭和ライダーへのオマージュも台詞や設定の随所に盛り込まれている〔例えば、城南大学の本郷教授という人物のことが本編で語られるが、特徴が本郷猛(仮面ライダー1号)に似ているなど。〕。昭和ライダーとの大きな違いには、「仮面ライダーは改造人間」や「世界の支配を目的とする悪の組織」、「戦闘員」などの設定がなくなったこと、劇中で「仮面ライダー」という名称が用いられないことがある。医療技術の進歩によって臓器移植手術などが多く行われるようになったことが考慮され、「改造人間」という表現には抵抗があり、東映も「改造人間による影を持った主人公にしたくない」ということで新設定となった。 また、本作品には従来の特撮ヒーロー番組にはなかった新たな試みが随所に見られる。身近な恐怖を演出するための現実感と、特撮ヒーロー番組にありがちだった矛盾点を解消させるための整合性を重視し、「グロンギ族は独自の言語と文化を持つ」、「クウガと警察が協力する」、「技名を叫ばない」などの設定が生まれた。作劇においては、従来ではスポットの当たりにくかった「回を追うごとの周囲の人々の変化」や「社会におけるヒーローと悪の存在の認知の過程」が描かれるなど、ヒーロードラマの視点だけではなく、一般ドラマの視点も重視している。このため、1話30分以内では1エピソードを満足に描き切れないということで、基本的に前後編の「2話で1エピソード」というスタイルを取っている。このスタイルは以降の作品にも引き継がれた。 商業面では変身ベルトなどの人気で好成績を記録したが、ドラマ重視の作劇によって戦闘シーンが極めて短い回が多く、10月に発売されていたクウガの最終形態アルティメットフォームが、雄介の見た幻影を除き翌年1月の最終回直前まで本編に登場しない(出番もわずかだった)などの展開が行われたほか、逆にスポンサーの玩具会社の担当者も知らなかった新形態(アメイジングマイティフォーム)が登場し、急遽その商品が開発・発売されるなど、販促番組としても異例づくめとなった。また、最終回(第49話)ではAパートとBパートの間にCMを挟まずにEDまで放送し、変身後の主役ヒーローの登場や戦闘シーンが存在せず、主人公・五代雄介の出番もわずかであった〔雄介の登場シーンは、キューバでロケが敢行された。〕。 本作品以降、クロスプログラム(放送開始直前に挿入される映像)が頻繁に変更されるようになった。また、提供テロップのナレーションは出演者が交代で担当している。従来のシリーズとは異なり、ナレーションは次回予告と総集編のみに留まった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「仮面ライダークウガ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Kamen Rider Kuuga 」があります。 スポンサード リンク
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