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亜急性硬化性全脳炎(あきゅうせいこうかせいぜんのうえん、)は小児の重症な進行性中枢神経疾患で遅発性ウイルス感染症の1つ。9割以上が14歳以下で発症する。麻疹の既往が90%、ワクチン接種が5%に先行する〔Okuno Y, Nakao T, et al. Incidence of subacute sclerosing panencephalitis following measles and measles vaccination in Japan. Int J Epidemiol. 1989 Sep;18(3):684-9. 〕|date=2009年2月。2007年の研究では、ワクチンによる発症は否定され、妊娠中の母親の麻疹罹患によるものもごく稀と報告され〔Campbell H. et al. Review of the effect of measles vaccination on the epidemiology of SSPE. Int J Epidemiol. 2007 Dec;36(6):1334-48. Epub 2007 Nov 23. PubMed 〕、予防接種が強く推奨されている〔亜急性硬化性全脳炎(SSPE)診療ガイドライン(案) 〕。潜伏期間は2-10年、発生頻度は10万に1.7人程度である。 性格変化、知能低下、不随意運動、けいれん、起立歩行障害などで発病する。発病後数年以内に死亡する。脳脊髄液の麻疹ウイルス抗体が増加する。 インターフェロン治療、けいれん治療、理学療法などが行われるが、根治的な治療はない。 == 歴史 == 1933年、J.R.Dawsonは光学顕微鏡による観察で、脳の神経細胞の障害と亜急性の炎症反応および封入体を初めて記載した。1963年に、M.C.Bouteilleが電子顕微鏡で封入体にウイルスをとらえている。1969年に感染組織から麻疹ウイルスの培養に成功した。変異した麻疹ウイルス(核酸の分子量600万、直径0.2μ)が病原体で、細胞外でしめすウイルス形態(ビリオン)になれず、細胞外では感染力が弱いことが明らかになった。1975年に微研のUedaらが、SSPEの組織と胎児肺の細胞を同時に培養すると、細胞同士を融合させながら増殖するBiken株を見出した。治療研究が精力的に進められている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「亜急性硬化性全脳炎」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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