|
【名詞】 1. masque 2. mask =========================== ・ 仮 : [かり] 1. (n,adj-no) temporary 2. provisional 3. informal 4. unauthorized 5. unauthorised 6. fleeting 7. assumed (name) 8. interim 9. acting ・ 仮面劇 : [かめんげき] 【名詞】 1. masque 2. mask ・ 面 : [めん] 1. (n,n-suf) face 2. mug 3. surface 4. facial features 5. mask 6. face guard 7. side or facet 8. corner 9. page ・ 劇 : [げき] 【名詞】 1. (1) drama 2. play 3. (2) powerful drug (abbr)
仮面劇(マスク、masque)は、16世紀から17世紀初期のヨーロッパで隆盛をきわめた、宮廷の祝祭の出し物の形式。最初にイタリアで発展した。ちなみに仮面劇の公式のものはページェント(pageant、野外劇、仮装行列)である。仮面劇は音楽、踊り、歌、演技を含み、さらに、飾られた舞台上で演じられた。舞台の設計および衣裳は、パトロンを喜ばせる寓意を恭しく表現するために、高名な建築家によってデザインされることがあった。語りと歌のために雇われたのは、プロの俳優や音楽家たちであった。宮廷の人々が舞台に立つこともよくあったが、彼らは語りも歌いもしなかった。しかし、イングランドでは、ジェームズ1世の王妃アンが1603年から1611年にかけて取り巻きの淑女たちと一緒に仮面劇で踊った他、ヘンリー8世とチャールズ1世はそれぞれの宮廷で仮面劇を演じた。フランスでは、ヴェルサイユ宮殿で、ルイ14世がリュリ作曲の音楽でバレエを踊った。 ==発展== 仮面劇の伝統は、中世の後期、ブルゴーニュ公国での贅をこらしたページェントおよび宮廷の見世物から発展した。概して仮面劇は客の中に混じった君主に敬意を表す捧げもので、牧歌的な設定、神話的な寓話、道徳的に配慮した劇的要素を兼ね備えていなければならなかった。そして、ある程度の政治的かつ社会的な寓話の摘要が例外なく含まれた。そうしたページェントは誕生、結婚、「統治者の交替」つまり「王の入場(:en:Royal Entry)を祝うもので、至福と平和の劇的場面で終わるのが決まりだった。仮面劇の題材はキリスト教起源のものよりも古典的なものから取られる傾向が強く、その工夫が魅力の一部であった。そのために、ジュリオ・ロマーノやイニゴー・ジョーンズといった巨匠たちの手になるマニエリスム美術を頼りにした。新批評(:en:New Criticism)の歴史家デヴィッド・ヴェビングトン&ピーター・ホルブルックはその著書『The Politics of the Stuart Court Masque』(1998年)の中で、仮面劇が根底に持つ政治的意味を指摘している〔David Bevington and Peter Holbrook, editors, ''The Politics of the Stuart Court Masque'' 1998 ISBN 0-521-59436-7).〕。政治的意味を探すのはさほど難しくもない。『平和の勝利』(:en:The Triumph of Peace)という仮面劇には、チャールズ1世が議会から集めた巨額の予算が使われ、ピューリタンを激怒させた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「仮面劇」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|