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光州明花洞古墳(クァンジュ めいかどうこふん/ミョンファドンゴブン)は、大韓民国(韓国)光州広域市光山区明花洞にある長鼓墳(前方後円形墳)。光州広域市記念物第22号に指定されている(指定名称は「명화동장고분(明花洞長鼓墳)」)〔。 朝鮮半島南部には長鼓墳10数基が分布し、日本に多く存在する前方後円墳との関連が指摘されるが、本古墳はそのうちの1基になる。 == 概要 == 朝鮮半島南部、光州広域市西部の標高30メートルほどの丘陵上に位置する。1993年と1994年の2度、国立光州博物館により発掘調査がなされている〔명화동장고분(明花洞長鼓墳) (韓国学中央研究院「韓国民族文化大百科事典」)〕。 墳丘は前方後円形をなし前方部を北北西に向けるが、墳丘西側は民家、後円部南側は畑、前方部中央は現代墓の建設により変形を受けている。前方部は扇状の広がりが認められる一方、墳丘表面には葺石・段築・造出などの外部施設は認められていない。墳丘周囲には盾形の周濠が巡らされているほか、墳丘裾の一部には円筒埴輪状の土製品列が確認されている。この土製品には格子文や鳥足文が倒立技法で施されているほか、その製作には百済の陶質土器との関連が指摘される。 埋葬施設は横穴式石室で、後円部西寄りに築造されている。石室は破壊を受けており、石室系譜などの詳細が明らかでないが、羨道を西側くびれ部方向(現在は非開口)とし、推定規模は長さ2.15メートル・幅2メートル・高さ1.5メートルを測る。石室からは石鏃・胡籙金具・鉸具・陶質土器片などの百済系文物が発見されており、他地域からの文物は見つかっていない。また特に釘などの発見から、木棺が玄室に安置されたと見られている。 以上の墳形・出土品から、明花洞古墳の築造時期は三国時代の6世紀前半から中頃と推定される。なお、古墳の下からは青銅器時代の住居跡が発見され、当地での古くからの人々の居住が推測される〔。しかし一帯に在地系古墳の系譜はなく、この明花洞古墳はこの地域で突如出現した古墳になる。 古墳は1995年4月20日に光州広域市記念物第22号に指定された〔명화동장고분(明花洞長鼓墳) (大韓民国文化財庁)。〕。出土品は国立光州博物館に展示されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「光州明花洞古墳」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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