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出口 王仁三郎(でぐち おにさぶろう、1871年8月27日(明治4年旧7月12日) - 1948年(昭和23年)1月19日)は、新宗教「大本」の二大教祖の一人。肩書きは「教主輔」、尊称は「聖師」。もう一人の教祖(肩書きは「開祖」)は、出口なお(直)。 == 概要 == 出口王仁三郎は、大本において聖師と呼ばれる〔#宗教の昭和史33頁〕。強烈な個性と魅力とカリスマを持っていたとされ、メディアを含め様々な手法を駆使して昭和前期の大本を日本有数の宗教団体に発展させた〔#村上(1973)1-2頁、#帝国時代のカリスマ167頁〕。その一方で実像をとらえることが難しく、奔放な言動により敵対者から多くの非難を浴びる〔#宗教の昭和史33頁、#帝国時代のカリスマ33頁〕。その評価は現在でも定まっていない〔#10人の宗教家235頁、#人間解放の福祉論55.107頁、#神界のフィールドワーク452頁〕。所謂「国家神道」と相容れない教義を展開した大本は危険勢力として政府の弾圧を受け、自身も7年近く拘束された〔#帝国時代のカリスマ28.290頁、#人間解放の福祉論9頁〕。太平洋戦争終結後は教団の再建に尽力するも、まもなく病により死去した。彼の思想と布教方法は戦後の新興宗教に大きな影響を与えた〔#帝国時代のカリスマ27.67.287頁〕。 王仁三郎の読み方について、「わにさぶろう」とされることがあるが「おにさぶろう」が正しい。大本の開祖である出口なおのお筆先(自動書記)で、元の名前である「喜三郎(きさぶろう)」を「おにさぶろう(鬼三郎)」と書かれたことに対し、「鬼」の字を嫌って「王仁」の字を当てたことに由来する〔#いり豆の花529頁、#霊界からの警告86頁〕。ただし「わに」を使用した例もあり〔#屹立するカリスマ75頁〕、百済から日本に漢字と儒教を伝えた学者王仁(わに)との関連を指摘する研究者もいる〔#村上(1973)94頁、#帝国時代のカリスマ60頁〕。またマスコミが挿絵中でワニの姿で表現した事例もあった〔#巨人王仁三郎('95)188頁、#あるカリスマの生涯122頁〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「出口王仁三郎」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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