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函館公園(はこだてこうえん)は、北海道函館市にある公園。近代日本における代表的な都市公園の1つであり、2006年(平成18年)に「登録記念物」となった。また、「日本の歴史公園100選」や「北の造園遺産」にも選定されている。なお、函館公園の敷地は財務省所管の国有財産であり、函館市が無償貸与を受けている。 == 歴史 == 1873年(明治6年)1月15日、勝区や旧跡を公園とする太政官布告・太政官達が布達され、翌年には府県や港などの人口密集地は住民の賛同を得て公園を設置してほしいと布達された。函館は一般開放できる名所旧跡や広大な寺社境内が存在しない土地柄であり、谷地頭町にある官有地の御用畑とその周辺を公園開設予定地として官民協働で公園を設置しなければならなかった。当初は公園に対するイメージが定着していなかったが、函館に駐在していた英国領事リチャード・ユースデンは「病人にも病院が必要なように健康な人にも休養する場所が必要」という公園の必要性を説き、豪商の渡辺熊四郎は設立費を寄付して公園開設活動に尽力した。 1878年(明治11年)になってようやく公園造成への機運が高まって個人からの寄付も増えたため、土工に着工できる運びとなった。同年には函館在住の俳人狐山堂無外が公園監守に命じられ、園内に居住して管理に当たった。築山を造成する際には函館支庁の官吏が休日に土運びの勤労奉仕したのをはじめ、各町内からも競って奉仕活動に繰り出し、各寺院は檀家を動員、消防組や芸娼妓達も参加したという。このような活発な住民参加によって造成されたことが函館公園の特色であり、日本国内でも類まれなことである。 1879年(明治12年)5月には開拓使仮博物場が開館して多くの人が公園を訪れるようになり、同年11月3日に開園式が行われた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「函館公園」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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