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函館水電株式会社(はこだてすいでん)は、北海道函館市にかつてあった電力会社、軌道事業者(路面電車運営)、路線バス事業者である。現在、電力事業は北海道電力、軌道事業は函館市企業局交通部、路線バス事業は函館バスに引き継がれている。 なお、ここでは社名変更後の帝国電力についても述べる。 == 概要 == 大沼を水源とした水力発電事業を目的として設立された渡島水電株式会社(創立時の社長は阿部興人で北海道セメント<現在の太平洋セメント上磯工場>の経営者の一人)が園田実徳が経営する電力会社函館電燈所を40万円(当時)で買収し、社名を函館水電株式会社と改めた後、函館馬車鉄道を買収し〔函館水電株式会社の創立 通説編第3巻第5編「大函館」その光と影 函館市史デジタル版 函館市中央図書館 2011年1月12日閲覧〕〔家内工業の動力化 通説編第3巻第5編 「大函館」その光と影 函館市史デジタル版 2011年1月20日閲覧〕、電化をして北海道初の路面電車を運行させた。この路面電車は北海道遺産の一つに選ばれている。現存する日本最古のコンクリート製電柱(函館市末広町)を建てた電力会社でもある。高木荘治よりバス事業を譲り受け、函館乗合自動車合資会社を設立してバス事業にも参入、のちに帝国電力株式会社に社名変更し、旭自動車株式会社を合併、さらにその後富士製紙の電力部門が前身の大日本電力株式会社〔電気電力事業草創期の雄〜函館水電(株)専務穴水熊雄〜 市史余話 函館市 2011年1月20日閲覧〕に合併した。 大正時代には周辺の電力会社の取得や投資なども行い、八雲水電(八雲電気)を合併、森水電(森水力電気)、松前水電(松前水力電気)を競争入札で取得、道南電気、戸井水電(傍系会社として経営)に投資。早川電力と山中電燈にも投資、旭自動車にも投資した〔函館水電(株) 通説編第3巻第5編「大函館」その光と影 函館市史デジタル版 2011年1月21日閲覧〕〔大日本電力二十年史 大日本電力株式会社 1940年 p113-117〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「函館水電」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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