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五稜郭駅(ごりょうかくえき)は、北海道函館市亀田本町にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)・道南いさりび鉄道の駅である。両社の共同使用駅であり、JR北海道が管轄する。JR北海道の駅番号はH74。 駅名は「五稜郭」であるが、特別史跡の五稜郭からは北西に2kmほど離れた位置にある。そのため、五稜郭公園や五稜郭タワーなどの観光スポットは、函館市企業局交通部(函館市電)の五稜郭公園前停留場の方が至近となっている。 本稿では営業キロ上で同一地点にある日本貨物鉄道(JR貨物)の函館貨物駅(はこだてかもつえき)や、かつて駅前にあった函館市交通局(現・函館市企業局交通部、函館市電)本線の五稜郭駅前停留場(ごりょうかくえきまえていりゅうじょう)についても記述する。 == 歴史 == === JR北海道・JR貨物・道南いさりび鉄道 === JR北海道函館運輸所青函派出所、JR貨物五稜郭機関区についてはそれぞれのリンク先を参照。 * 1911年(明治44年)9月1日:国有鉄道函館本線の駅として開業〔日本鉄道旅行地図帳、P26。〕。旅客・荷物を取扱い。 * 年月日不詳:貨物の取扱いを開始。正確な時期は不明だが、1912年(大正元年)の停車場一覧では一般駅となっている。 * 1913年(大正2年)9月15日:国有鉄道上磯軽便線が開通〔。 * 1922年(大正11年) * 6月15日:函館工場が移転、五稜郭工場と改称〔『道南鉄道100年史 遥』 北海道旅客鉄道函館支社 2003年2月発行〕。 * 9月2日:上磯軽便線が上磯線に改称。 * 1924年(大正13年):線路移設により、北海瓦斯会社(現・北海道ガス)函館工場への専用線が函館駅から五稜郭駅へ移管。 * 1936年(昭和11年)11月10日:上磯線が江差線に改称。 * 1942年(昭和17年) * 9月11日:五稜郭工場が五稜郭工機部と改称〔。 * 12月27日:函館本線 函館駅 - 当駅間が複線化〔北海道鉄道百年史 下巻、P55 及び巻末年表。〕。 * 1943年(昭和18年)1月10日:五稜郭操車場設置、一部使用開始〔。 * 1944年(昭和19年) * 1月10日:有川桟橋の第3岸壁(第1可動橋)が竣工〔。青函連絡船(貨車航送船)による貨車の積み降ろしが開始。 * 9月30日:函館本線 当駅 - 桔梗駅間が複線化〔北海道鉄道百年史 下巻、P56 及び巻末年表。〕。有川埠頭に青函連絡船(貨物便)用の第4岸壁(第2可動橋)が竣工〔、使用開始。 * 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道法施行に伴い、日本国有鉄道(国鉄)に継承。 * 1950年(昭和25年) * 1月10日:五稜郭工機部が五稜郭工場と改称〔。 * 2月10日:五稜郭貨車区設置〔北海道鉄道百年史 下巻 巻末年表。〕。有川埠頭に貨物駅設置〔。 * 1973年(昭和48年)9月1日:五稜郭工場が苗穂工場五稜郭車両センターとなる〔。 * 1977年(昭和52年)10月:駅舎改築〔。 * 1980年(昭和55年) * 5月1日:貨物ターミナル使用開始〔。 * 10月1日:函館駅のコンテナホームを当駅に移転。コンテナ貨物の取扱を開始。 * 1984年(昭和59年)2月1日:五稜郭操車場使用停止〔。同時に、有川桟橋での青函連絡船(貨車航送船)による貨車の積み降ろしも廃止。 * 1985年(昭和60年)3月20日:苗穂工場五稜郭車両センターが五稜郭車両所となる。 * 1986年(昭和61年)11月1日:荷物の取扱を廃止〔。五稜郭貨車区を函館運転所に統合。 * 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)・日本貨物鉄道(JR貨物)に継承。 * 1988年(昭和63年)3月13日:海峡線(津軽海峡線)開業に伴い、函館本線の函館駅 - 当駅間と江差線の当駅 - 木古内駅間が電化(交流20,000V・50Hz)。快速「海峡」・特急「はつかり」の停車駅となる。 * 2002年(平成14年)12月1日:ダイヤ改正に伴い、快速「海峡」・特急「はつかり」が廃止。特急「白鳥」・「スーパー白鳥」の停車駅となる。前日までは津軽海峡線の特急列車がすべて停車していたが、この改正で大半の列車が通過となる。 * 2007年(平成19年) * 3月:窓口営業時間・改札時間延長のため、営業要員の泊まり勤務を復活。 * 10月1日:JR北海道の駅が駅ナンバリングを実施。 * 2009年(平成21年)5月24日:貨物駅構内に置かれていたコンテナが多数物色され、中に入っていた砂糖などが盗まれているのが発見される。この事件を受けJR貨物は、夜間に貨物駅構内の照明を行うことや、パトロールの強化を実施することになった。 * 2010年(平成22年)12月4日:特急「北斗」・「スーパー北斗」のうち、15号を除く全列車が停車するようになる。 * 2011年(平成23年) * 3月12日:貨物駅を函館貨物駅に改称〔「MONTHLYかもつ」2011年3月号 VOL.61(鉄道貨物協会)19ページ〕。 * 8月5日:開業100周年を記念して駅舎の外装をリニューアルし、あわせて駅名標を五稜郭をモチーフにした星型に変更。 * 2013年(平成25年)11月1日:特急「北斗」・「スーパー北斗」全列車が停車するようになる。 * 2016年(平成28年)3月26日:北海道新幹線新青森駅 - 新函館北斗駅間開通に伴い、函館本線の当駅 - 新函館北斗駅間が電化(交流20,000V・50Hz)。江差線の当駅 - 木古内駅間がJR北海道から経営分離され、道南いさりび鉄道に移管。五稜郭駅はJR北海道と道南いさりび鉄道の共同使用駅となる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「五稜郭駅」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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