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配線用遮断器(はいせんようしゃだんき、; MCCB, MCB、ブレーカーとも言う)とは過負荷や短絡などの要因で二次側の回路(負荷、電路〔『電気設備に関する技術基準を定める省令』第一条第一号に、「「電路」とは、通常の使用状態で電気が通じているところをいう。」と定義されている。 〕)に異常な過電流が流れたときに電路を開放し、一次側からの電源供給を遮断することにより負荷回路や電線を損傷から保護するために用いる過電流遮断器〔『電気設備に関する技術基準を定める省令』第十四条に、「電路の必要な箇所には、過電流による過熱焼損から電線及び電気機械器具を保護し、かつ、火災の発生を防止できるよう、過電流遮断器を施設しなければならない。」とあり、『電気設備の技術基準の解釈』第33条に、過電流遮断機として配線用遮断器を使用する場合の解釈が示されている。〕の一種である。規格は、『JIS C8211:2004 住宅及び類似設備用配線用遮断器』〔現在電気関係 JIS 規格に IEC 60364 規格 が取り込まれているが、配線用遮断器に関しては『電気設備の技術基準の解釈』(平成26年7月18日)第218条第3項に旧規格の使用が許容されている。〕に定められており『電気設備の技術基準の解釈』に呼び込まれている。 NFB (''No Fuse Breaker'') と呼ばれた事もあるが、これは三菱電機の商品名であり一般的ではない〔1970年代半ば以前に普及していた。〕。また、中国地方(広島付近)では年配者を中心に「テンパール」(広島市に所在する、ブレーカーの製造会社名から)と呼ばれることがある〔未来工業/製品情報/バックナンバー (「こだわりシリーズ第4回」「仮設ボックスへのこだわり」にて)〕。 2極1素子用、2極2素子用がある。 == 構造 == 外郭は合成樹脂の箱で覆われている。前面に手動で電源を入り切りするハンドルがついており上にあげるとON、下に下げるとOFFとなる。過電流等により遮断動作をした場合(この動作をトリップという)、一般にハンドルはONとOFFの中間の位置で止まるが、一部のブレーカーはトリップ時にOFFの位置で止まる。通常は電流の大きさに応じて遮断に要する時間が変化する。 上面と下面には電線を接続する端子がついており通常は上に電源、下に負荷を接続する。内部には引き外し機構、消弧装置が組み込まれており遮断時に発生するアークを消弧する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「配線用遮断器」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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