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加治木 義博(かじき よしひろ、1923年 - )は、日本の著述家。 == 人物 == 鹿児島県出身。歴史言語学者と自称し、文化人類学の分野でも独自の研究を続けた。〔真説ノストラダムスの大予言 - 黄金の世紀の巻末紹介記事〕「言語復元史学会」という団体を主宰している(学会と名乗っているが、これは日本学術会議協力学術研究団体ではない)。元同盟通信社記者、元大阪府文化財保護審議委員会委員。 言語の変化とその伝わり方から、その背景にある歴史を浮かび上がらせる手法をもちいており、古代日本の言語の変化を調査して、その時代変化から古代における国家の変遷を考察した書籍を数多く書いている。ただし、その内実は、エラムと永良部、アテナイと嘉手納を結び付けるなど、日本語と外国の似た地名や人名を結びつけるものが多く、歴史を題材に採った語呂合わせ大会と評する者もいる〔植木不等式「『日本国誕生の秘密はすべて「おとぎ話」にあった』 - 言語復元史学の成果!? 天孫はアマゾンでお供の猿はサルタン?」(と学会『トンデモ本1999』光文社、pp.161-165)〕。 また言語の専門家としての立場からノストラダムス『予言集』を解釈したと主張した『真説ノストラダムスの大予言』(KKロングセラーズ、1990年)はベストセラーとなり、1991年のベストセラー「新書・ノンフィクション」部門第2位、総合部門第19位にランクインした(東販調べ)〔1991年3月時点では公称35万部の売上(SPA! 1991年3月20日号「ノストラダムス本どれを信じたらいいのか」より)、1997年時点では公称38万部の売上(日経エンタテインメント!ウェブサイト掲載「これが最も売れている予言書トップ30」(本誌独自調査 予言書ベストセラーランキング これが最も売れている予言書トップ30(ホームページ版オリジナル) )(インターネット・アーカイブのミラー)による)。〕。この本は以降シリーズ化されたが、やはり d'Auxerre(ドセール / オセールの)を「ダウ競り」と読むなどの手法がダジャレ的であると評する者がいる〔山本弘『トンデモノストラダムス本の世界』宝島社文庫、1999年、pp.135-146〕。なお、加治木自身は、その手法について、『予言集』の第一序文に「聴覚に注意しろ」とあることに従ったもので、自身の勝手な解釈法ではないと釈明しているが、実際の原文にそのような句はなく、ピエール・ブランダムールの現代フランス語による釈義にも出ていない〔Pierre Brind'Amour, ''Nostradamus : Les Première Centuries, ou, Prophéties (édition Macé Bonhomme de 1555)'', Genève ; Droz, 1996〕。 また、彼の解釈や語学力、その他の認識の問題点は、志水一夫が詳細に指摘している〔「附篇 加治木義博氏に答える - その手口と内幕」(志水『トンデモ・ノストラダムス解剖学』データハウス、1998年)〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「加治木義博」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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