|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 化 : [か] (suf) action of making something ・ 合 : [ごう] 【名詞】 1. go (approx. 0.18l or 0.33m)
物質(ぶっしつ)は、 * いわゆる「もの」のことで、生命や精神(心)と対比される概念〔大辞泉〕。「生命の世界、物質の世界」などと使う。 *(哲学)感覚によってその存在が認められるもの〔。人間の意識に映じはするが、意識からは独立して存在すると考えられるもの〔。 *(物理学)物体をかたちづくり、任意に変化させることのできない性質をもつ存在。空間の一部を占め、有限の質量をもつもの。〔 == 概説 == まず述べておかなければならないが、「matter(物質)」という概念は西洋での概念史を辿ってみると実は、あきれるほどの混乱を呈しており〔西洋思想大事典 vol.4、平凡社 1990 ハロルド・ジョンソン Harold J. Johnson『物質概念の変遷』 pp.88〕、学者ごとに主張はバラバラで、互いに矛盾するような説明に溢れており〔、それらのバラバラの見解がある一方向に向かってすっきり変化してきたわけでもない〔。 ハロルド・ジョンソンによると、古代ギリシャでは物質は「本質的に不活性なもの」と見なす人がいたが、ビュヒナーやマルクス主義では「運動や活動と一体で切り離せないもの(つまり活性のあるもの)」と見なした〔、 デカルトが「本質的に空間に延長する(空間を占める)もの」と見なしたのに対しライプニッツやボスコヴィチは物質を「延長の無い(空間を占めない)、エネルギーの中心」と見なしたし〔、バークリーやカントが物質を「本質的に理解不能のもの(あるいは不可知のもの)」と見なしたが、ホッブズは「哲学にとっての唯一な明瞭な根拠」と見なしたし〔、 デモクリトスが「その本質として永遠に現実的」と見なしたが、プラトンやヘーゲルは「可能態以上のものではありえないある種の存在」と見なした、といった具合である〔。 その混乱ぶりがあまりにひどいので、それらの概念の共通点を見つけて表現しようなどと考えてしまうと、反対の概念が山ほどあることを見落としてしまう危険があるし、また、ある概念を他の概念に比べて不当に扱ってしまうことになりかねない〔と、ハロルド・ジョンソンは指摘した。 現代でも物質というのは何か?というと、各専門ごとに次のように、著しく異なった説明(解釈)がなされている。(化学的に言うと)元素(原子)から構成される固体、液体あるいは気体の状態をとる存在を指す、ということになる。(「物質の元素は、さらに素粒子によって構成されている」などという解釈になる。)素粒子論では「素粒子の集まり」という解釈になる〔。相対性理論では「エネルギーの一形態」という解釈になり〔、量子論では「場」と説明される〔。 なお、物質はあくまで宇宙を構成する諸存在のうちの1つである。物質と対置される存在は「非物質」と呼ばれ、空間、時間、情報を始めとして、多数存在する。(それらについては本項ではこれ以上の説明は行わない。詳細は「存在」の項を参照のこと。) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「物質」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Matter 」があります。 スポンサード リンク
|