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北近畿タンゴ鉄道KTR700形気動車(きたきんきタンゴてつどうKTR700がたきどうしゃ)及びKTR800形気動車(KTR800がたきどうしゃ)は、1989年(平成元年)に北近畿タンゴ鉄道が導入し、2015年(平成27年)4月1日からはWILLER TRAINS(京都丹後鉄道)で使用されている普通列車用の気動車(ディーゼル動車)である。 == 概要 == 北近畿タンゴ鉄道が、特定地方交通線であった西日本旅客鉄道(JR西日本)宮津線の転換を受けるにあたり、1989年(平成元年)12月と1990年(平成2年)3月に、富士重工業で製造した軽快気動車である。富士重工業が地方交通線向けに開発した軽快気動車・LE-DCの流れを汲む車両であるが、車体長は20m級に延伸されるなど、この系統の気動車では最大級のものである。製造数は、トイレ付きのKTR700形が9両 (701 - 709) 、トイレのないKTR800形が3両 (801 - 803) である。 両形式の主要諸元はトイレの有無以外基本的に同一で、最大長20,500mm、最大高4,053mm、最大幅3,190mm、自重33.9t(KTR800形は33.5t)である。前面形状は、先行のMF100形・MF200形とほぼ同一の意匠であるが、本形式では前面窓が車体側面に回り込んだパノラミック・ウィンドウとなっている。側面には、2連式の一段下降式窓が並び、片開き扉が両端にあることから、外観はかつての急行形車両のグリーン車を彷彿とさせる。座席は新幹線0系電車の普通車で使われた国鉄の「W-12」に、暖房用温風出口と足置きを追加した上、中間の肘掛けを除いた形状の2人掛け転換クロスシートが並び〔肘掛に引き出し式のテーブルや灰皿(固定はされていないが、喫煙は禁止)が備わるなど、外観や形状に共通点が多い。なおモケットは独自色で、カバーも新たにデザインされている。〕、定員はKTR700形が115人(うち座席52人)、KTR800形が114人(うち座席56人)である。車体色は水色(タンゴブルー)に千歳緑と鳶赤の帯が窓下に巻かれており、客用扉と前面貫通扉はステンレス無塗装でアクセントとしている。全車が新製時からワンマン運転対応設備を装備している。 機関は新潟鐵工所製の6H13AZ(330PS)で、MF100形・MF200形の250PSより強力な機関を装備している。台車はボルスタレス式のFU38D/FU38Tである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「北近畿タンゴ鉄道KTR700形気動車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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