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『半分の月がのぼる空』(はんぶんのつきがのぼるそら)は、電撃文庫から刊行された橋本紡のライトノベル(全8巻)。また、それを原作とする漫画・アニメ・テレビドラマ・実写映画作品である。ライトノベルとしては唯一「漫画・ドラマCD・アニメ・実写ドラマ・実写映画」の5分野で作品化されている。 原作ライトノベルは『完全版 半分の月がのぼる空』としてのリメイク刊行がされている。 == 概要 == 不治の病に侵された少女と、同じ病院に入院した少年との出会いを通して"いつかは終わりの来る日常"を描く、恋愛小説である〔原作あとがきより〕。作者の入院生活から生まれた作品で、作者の生まれ育った三重県伊勢市を舞台としているが、実際の伊勢とは多少異なり、作者の思い出に残されている伊勢で物語は進んでゆく(とはいえ、繁華街の衰退など、伊勢の実情を反映した描写になっており、登場人物の行動にも深く関わっている。ただし、現実と時系列が前後している記述もある)。地名なども実際の伊勢とは一部変えられている。 本作中には様々な文学小説が登場する。主なものは * 1巻『蜜柑』(芥川龍之介)、『ピーターラビット』(ビアトリクス・ポター) * 2巻『銀河鉄道の夜』(宮沢賢治) * 3巻『チボー家の人々』(マルタン・デュ・ガール) * 4巻『山月記』(中島敦) * 5巻『人間失格』(太宰治)が出てくる。 短編でも * 7巻(短編集1巻目)『高瀬舟』(森鴎外) * 8巻(短編集2巻目)に『若草物語』(ルイーザ・メイ・オルコット) が出てくる。 あとがきにて作者が語るように空想・SFなどの作品が多い電撃文庫作品の中で、このような穏やかな日常を描く作品は珍しく(特に1巻が刊行された2003年前後はその風潮が強かった)、その「日常」の中で人の死、命を扱った作品のため、ライトノベルの中ではかなりの異色作に分類される〔ただし、電撃文庫では「人の生死」や「命」をテーマ・題材にしたファンタジー作品は存在する。〕。刊行に際しては「売れなければそれで終わりだよ」と言われるなど周囲の反対が非常に強く、橋本本人はその反対を押しのけて刊行したと語っている。 多くの小説に何らかの形で猫が登場する。 不治の病で近々に死ぬ女性との恋愛物語、という点で『愛と死を見つめて』や『世界の中心で、愛をさけぶ』などと対比されることもあるが、本作品では死そのものは描かれておらず、むしろ"不特定の近未来"に訪れる死までを前向きに生きる姿を描く物語となっている。 画集「半月-HANGETSU-」収録の書き下ろし短編小説「花冠」に、本作品の主人公とヒロインの二人と思われる人物が登場する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「半分の月がのぼる空」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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