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南極点望遠鏡(South Pole Telescope, SPT)は、南極点に建設された口径10mの電波望遠鏡である。北アメリカの9つの大学及び研究機関が参加するSPT Collaborationが運用を行う。 == 概要 == 南極内陸部は標高が高く気温も低いので、きわめて乾燥している。また1年の半分は日が昇らないため、気温の変化に伴う大気状態の変動も小さい。このため、地球大気中の水蒸気に吸収されやすい電磁波の観測に適した場所である。1995年にはアムンゼン・スコット基地に口径1.7mの電波望遠鏡AST/RO (Antarctic Submillimeter Telescope and Remote Observatory) が建設され、サブミリ波帯での星間分子観測が行われてきた。 南極点望遠鏡の建設は2004年に開始された。南極の過酷な環境のもとでの建設作業を円滑に進めるため、2006年にはアメリカ合衆国テキサス州において仮組み立ておよび動作試験が行われた。その後望遠鏡は解体されたのちに南極で再度組み上げられ、2007年2月16日にファーストライトを迎えた。設置場所はアムンゼン・スコット基地から1kmほど離れたDark Sector Laboratoryの一角、標高はおよそ2800mである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「南極点望遠鏡」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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