|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 南 : [みなみ] 1. (n,vs) South 2. proceeding south ・ 南部 : [なんぶ] 【名詞】 1. southern part ・ ドイツ語 : [どいつご] (n) German language ・ 語 : [ご] 1. (n,n-suf) language 2. word
上部ドイツ語(じょうぶどいつご、、アレマン語:Owerdeitsch、バイエルン語:Obadeitsch)とは、ドイツ語のうち、高地ドイツ語に属し、同系統の中部ドイツ語とともに第二次子音推移を経たドイツ南部の言語群を指す。「南ドイツ語」または「南部ドイツ語」(Süddeutsch)とも呼ばれる。 上部ドイツ語は大きく分けると、ドイツ中南部のネッカー川とマイン川流域のフランケン地方(ヴュルテンベルク地方も含む)を中心とした上部フランケン語、ドイツ南東部とオーストリアの大部分であるドナウ川とその支流であるイーザル川を中心としたバイエルン語、ドイツ南西部のバーデン地方、スイス、フランス最東端のアルザス地方のライン川上流流域および、ドイツ南中部のシュヴァーベン地方(バイエルン・シュヴァーベン地方を含む)、リヒテンシュタイン、オーストリア西部などのイン川とレヒ川(ともにドナウ川の支流)流域を中心としたアレマン語の言語に分かれている。 中部ドイツ語と比較すると、子音推移の破裂音の無声化の傾向が強く、南部ドイツ語特有の発音が滑らかなのが特徴である。上部ドイツ語の地域はイタリア北部に近く、イタリア語の影響が若干ある。たとえば中部ドイツ語のche(ヒェ)が「キェ」となり、ti(ティ)が「ツィ」となり(Latin regional pronunciationを参照)、ig(イッヒ)が「イック」と発音されるなど、中部ドイツ語との相違点が多い。 ==分類== *上部ドイツ語() *上部フランケン諸語() - 上部フランク方言、「フランケン語」に分類される。 *東フランケン語() - 主にケムニッツ地方、バイエルン州北部にあるウンターフランケン、ミッテルフランケン、オーバーフランケンといった現在のフランケン地方で話される。 *フォクトラント方言() *エルツ方言() *南フランケン語() - 「南ライン・フランケン語」とも呼ばれ、プファルツ地方(ライン地方)南東部、バーデン=ヴュルテンベルク州北部にあるハイルブロンフランケン地方、カールスルーエ地方、主にラインネッカー地方などフランケン地方南西部にあるヴュルテンベルク地方で話される。 *ヴュルテンベルク方言(Württembergisch) - ヴュルテンベルク地方を中心に話される。 *バイエルン諸方言() - 主にバイエルン州とオーストリアで話される。オーストリアで話されるものを「オーストリア語」()と呼び区別して扱うこともある。 *北バイエルン方言() - レーゲンスブルクなど、バイエルン州中部で話される。 *中部バイエルン方言() - ミュンヒェン、ザルツブルク、ヴィーンなど、バイエルン州南部とオーストリア北部で話される。 *南バイエルン方言() - インスブルックとリエンツおよびグラーツなど、オーストリア南部で話される。 *ゴットシェー語() - スロベニア中部のカルニオラ地方と南部のコチェーヴィエ地方で話される。 *モケーニ語() - イタリア北部のトレント自治県で話される。 *アレマン諸方言() - シュトゥットガルト - スイスドイツ語圏とアルザス地方と相互に影響していると指摘される。リヒテンシュタイン公国、オーストリア最西部・フォアアールベルク州などで話される。 *シュヴァーベン方言() - シュヴァーベン地方(バイエルン・シュヴァーベン地方を含む)で話される。 *スイス諸方言() - バーデン地方南部で話される。 *ヴァリス方言() - ヴァリス地方で話される。 *アルザス方言() - シュヴァルツヴァルトやアルザス地方(アルザス=ロレーヌ)を含むバーデン地方西部で話される。 *ペンシルベニア・アレマン語() - アメリカ合衆国のペンシルベニア州、中西部で話される。 *フォアアールベルク語() - フォアアールベルク州の方言の総称。言語学上の分類ではない。実際にはフォアアールベルク州は低地アレマン語のボーデン湖アレマン語、高地アレマン語、最高地アレマン語などの様々な方言地域に分かれる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「上部ドイツ語」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Upper German 」があります。 スポンサード リンク
|