|
(n,vs) stacked arms =========================== ・ 叉 : [また] 【名詞】 1. fork (of a road) 2. crotch (of a tree) ・ 叉銃 : [さじゅう] (n,vs) stacked arms ・ 銃 : [じゅう, つつ] 【名詞】 1. gun (barrel)
叉銃(さじゅう)とは、銃口付近を頂点に複数の銃を組み合わせ三角錐状に立てること。基本的に小銃が用いられ、その性質から主に軍隊で行われる。 == 概要 == 叉銃は主に銃のクリーニングロッド(槊杖・柵杖)や銃剣(着剣時)の鍔などを互いに組み合わせ、地面に立てて行う。使用される銃の数は3挺が多いが、4挺や5挺でも可能である〔歩兵操典など日本陸軍の各マニュアル(操典。叉銃は各兵科・兵種共通)には「一叉銃ハ五挺ヲ超ユベカラズ」と記されている。〕。 叉銃自体は銃の紛失や汚破損(特に銃口部・機関部)を防ぐため、主に野戦や演習において非戦闘中たる休憩時(小休止・大休止)や露営時に行われることが多い。小銃と同じく個人携行が可能な兵器である軽機関銃や短機関銃は直立時の安定性が悪く、叉銃が困難ないし不可能であるため原則行われない〔日本陸軍では軽機関銃は二脚を用い、擲弾筒はそのまま叉銃した小銃付近に置いた。〕。なお、叉銃は体裁が良いために、さらに軍旗や隊旗の旗立てとして組み合わされることも多い。 叉銃を解くことを「解銃」といい、叉銃(解銃)は小隊長など指揮官の号令(日本陸軍では「叉め銃(くめつつ)」・「解け銃(とけつつ)」)で一斉に行われた。 第二次世界大戦頃までは世界各国の軍隊で行われていた叉銃であるが、叉銃中に奇襲を受けた場合など即応性に欠けることから当時よりその頻度は低くなり、銃は兵士各個が手元で保持するようになっていった。また、第二次世界大戦後は叉銃は前時代的な文化となり、叉銃を全く考慮していないアサルトライフル(自動小銃)の普及もありマニュアル上の記述や儀礼時を除き廃れていった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「叉銃」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|