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株式会社合人社グループ(ごうじんしゃグループ)は、マンション管理の受託運営などを主要事業とする株式会社合人社計画研究所(ごうじんしゃけいかくけんきゅうしょ)を中心とした企業グループの持株会社である。グループ会社に対する経営戦略の立案と実行のサポートを行っている。 マンションデベロッパーの傘下に属さない、いわゆる独立系の管理会社である。 == 沿革 == 合人社計画研究所は1980年1月、広島市中区で資本金300万円の有限会社として設立された〔「市場をひらく '97夏・企業模様 5 合人社計画研究所(広島市中区中町) マンション管理を代行 運営ノウハウを提案」『中国新聞』1997年(平成9年)8月20日付朝刊9面。〕。創業者の福井滋は関西電力でダムの設計を行っていた人物で、1976年に広島に帰郷、広島工業大学工学部で助教授を務めながら同社を設立した〔坂井幸「トップインタビュー そこが聞きたい 合人社計画研究所 代表取締役所長 福井 滋氏 マンション管理の市場開拓策は 提携進め大都市攻勢 サービス・低価格で勝負」『中国新聞』1999年(平成11年)4月26日付朝刊7面。〕。当初は環境土木関連のコンサルタント会社であったが、三井不動産が開発した広島市内の住宅団地で汚水処理施設の管理を請け負ったことが業務転換のきっかけとなった。汚水施設の管理は複数世帯からの管理費回収や定期的な修繕を必要とし、後のマンション管理にも通じる性質を持つ業務であった〔「業務転換 設計事務所から管理会社に転じた合人社」『日経アーキテクチュア』第775号、2004年7月26日、65ページ。〕。この管理を適切に運営した実績を買われ、1983年に同社からマンション管理を受託、分譲マンション管理事業に進出した。その後は順調に管理戸数を伸ばし、1999年には業界12位に浮上した。こうした急速な伸張の一方で、1998年には管理会社を同社から別の会社へ変更しようとしていたマンション管理組合の理事長を同社が名誉毀損で訴え、逆に理事長側が管理妨害で同社を訴えるというトラブルも起きた〔『週刊ダイヤモンド』2001年9月8日号。〕。 2008年3月には関連会社のランドマーク(後に合人社シティサービスに吸収合併)がマンション管理大手の日本ハウズイングの株式を11.77%保有する筆頭株主となった〔「筆頭株主にランドマーク」『日本経済新聞』2008年(平成20年)3月29日付朝刊15面。〕。株式の保有は原弘産が日本ハウズイングとの提携不調から2008年2月にTOB実施を公表した後のことであったため、買収防衛策発動を回避する目的で原弘産と協調し分散取得を行っているのではないかと疑念を持たれたが〔城戸孝明・土居倫之「大量保有報告書 残された課題 下 不明確な記載規定 共同保有情報など混乱」『日本経済新聞』2008年(平成20年)4月11日付朝刊16面。〕、日本ハウズイング側の質問状に対し〔「原弘産に再び質問状」『日本経済新聞』2008年(平成20年)4月2日付朝刊17面。〕、原弘産は無関係を、ランドマークは単なる投資であると主張し、協調関係を否定した〔「合人社との関係否定」『日本経済新聞』2008年(平成20年)4月7日付朝刊14面。〕。しかし2008年6月、原弘産側は総会で敗れた〔「敗軍の将 兵を語る 原 將昭氏(原弘産社長) 委任状争いに敗れ、買収断念」『日経ビジネス』2008年7月28日、147-150ページ。〕。 * 2007年(平成19年)6月 - 合人社ホールディングスを設立。 * 2012年(平成24年)7月 - 合人社グループに社名変更〔『建設通信新聞』2012年7月3日付〕。 * 2013年(平成25年)1月 - 日本経済団体連合会(経団連)に入会。〔同年2月15日『マンション管理新聞』第898号1ページ〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「合人社グループ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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