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名蔵アンパル(なぐらあんぱる、名蔵網張)は、日本の沖縄県石垣市西部に位置する干潟およびマングローブ林を含む地域である。地元では単にアンパルと呼ばれている。アンパルには網張という漢字があてられ、真栄里マニカという賊を捕らえるため、名蔵川周囲を村民総出で網を張るがごとく包囲したことに由来すると言われているが〔平得公民館建設記念誌(1986)「環境省珊瑚礁研究・モニタリングセンタ『平成11年度名蔵川河口地域自然環境保全総合調査報告書』2頁」より再引用。〕、「網を張って漁をする」あるいは「人頭税からの逃亡者を捕える」との説もある〔林秀美ら著 『新・分県登山ガイド46 沖縄県の山』株式会社山と溪谷社、2006年、78-79頁、ISBN 4-635-02346-X。〕。 == 概要 == 八重山列島を構成する石垣島西部、名蔵湾奥の名蔵川河口周辺の砂州で囲まれた干潟およびマングローブ林、原野を中心とした地域である。このマングローブ林は環境省の特定植物群落である「名蔵川河口域のマングローブ林」に指定されている。 名蔵アンパルには亜熱帯気候特有の動植物が分布しており、特に貴重な野鳥の飛来地、生息地となっている。このことから、2003年(平成15年)11月1日にそれまでの沖縄県指定の名蔵鳥獣保護区(集団渡来地)から国指定の鳥獣保護区(希少鳥獣生息地)に格上げされ、約74haの地域が特別保護地区に指定された。2004年(平成16年)11月11日には既存区域の後背地がカンムリワシなどの採餌、休息等の場所として特に重要なことから、特別保護地区が157haに区域が拡張された。なお、国指定鳥獣保護区には名蔵アンパルの前面海域も指定されており、鳥獣保護区全体の面積は1,145haである。 その後、名蔵アンパルは2005年(平成17年)11月8日にラムサール条約登録地に、2007年(平成19年)8月1日に西表国立公園(現西表石垣国立公園)の拡張(石垣島の編入)に伴い同国立公園の特別地域(第1種特別地域128ha、第2種特別地域47ha)に指定された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「名蔵アンパル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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