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(n) divination =========================== ・ 周 : [しゅう] 【名詞】 1. circuit 2. lap 3. circumference 4. vicinity 5. Chou (dynasty) ・ 周易 : [しゅうえき] (n) divination ・ 易 : [えき] 【名詞】 1. divination 2. fortune-telling
周易(しゅうえき)は易経に記された、爻辞、卦辞、卦画に基づいた占術である。「易」の意味は、変化、蜥蜴、日月、など、昔から諸説ある。伝説によると易経は周王朝時代に成立した、中国で最初の書物とされているが、易経の繋辞伝は漢の時代に成立したものなので、伝説以上のものではない。中国哲学研究者の三浦國雄はその著書〔三浦2010、3頁〕において、易経について、
と語っている。 易経は、古い時代からの卜辞の集積から爻辞が生まれ、次いで卦名、卦辞が作成されるといった変遷を経て成立したものであることが、近年の出土資料からはっきりしてきた。そういった考察をまとめた研究の1つに、元勇準の「『周易』の儒教経典化研究 : 出土資料『周易』を中心に」〔元2008〕がある。また1977年に安徽阜陽双古堆の西漢汝陰候墓から出土した、阜陽漢簡『周易』には卦辞爻辞に対して卜辞が付けられていて、詳細な占筮の書として使用されていたことを裏付けている。 従って台湾の邵詩譚や徐世大などの「周易の本文は卜筮のために書かれたものではない」という説は今日では成立の余地が殆んどない。 易経は周易の原文である爻辞、卦画、卦名、卦辞に十翼と呼ばれる附文を加えたものである。古くは十翼は孔子の作と伝説的に言われてきたが、十翼の文体は孔子の時代の文体よりはるかに新しく、漢代以降の文体であることは、現代の学者の認めるところである。古くは北宋の欧陽脩が既に孔子説を否定している。 また周易とは別に易の名を持つ占術に、断易や五行易とよばれる占術がある。これは易卦の爻に十干十二支を付加し、その五行の消長によって吉凶を断じるものである。ただ五行易の原典の1つである易冒では、易卦の爻に変化するものがない鎮静卦における占断は易卦の卦辞に従うとしており、断易もまた周易から切り離されたものではない。 == 易卦の構造 == 周易の原文は卦辞と爻辞と呼ばれる文章からなり、易卦や卦爻と呼ばれる記号が付されている。 「易卦」の記号は「爻」を重ねたものであり、「爻」には陽と陰がある。このうち、「―」が陽爻、「--」が陰爻を表し、「爻」を3つ重ねたものを「八卦」もしくは「小成卦」、6つ重ねたものを「易卦」、「六十四卦」または「大成卦」という。 陽爻「―」と陰爻「--」が現すものは対をなしている。つまり明が陽で暗が陰、日が陽で月が陰、堅が陽で柔が陰といった感じで陰陽が別けられる。次に八卦の図形を挙げる。 *画像:Kon.png すべてが陰爻から出来ており、土(固体)が重なるから大地であり「地」という。 *画像:Shin.png 大地を光が貫く形で「雷」という。 *画像:Kan.png 中央に液体があって両側に土があるから川の形であり「水」という。 *画像:Trigram duì of I Ching.png 大地の下に空洞や水がある形であり「沢」という。 *画像:Gon.png 重なる土の上に空があるから「山」という。 *画像:Trigram lí of I Ching.png 中心に固体があり周りに熱や気体があり「火」という。 *画像:Xun.png 大地の上に掴めない気体があるから「風」という。 *画像:Ken.png 気体ばかりで何もないように見えるから「天」という。 また、易卦はもともと二進法で表す数字であるという説があり、次のように数を当てはめることができる。右側は二進法の表示であり、易卦と全く同じ並びになることが理解できる。 易卦が二進法の数字であると喝破したのはライプニッツであり、宋易の円図、方図の並び方から解読し、「坤」→「剥」→「比」から「乾」までに0から63までの数をあてはめたという。 ただし、円図方図では、爻の変化を上爻から順番に行っており、上図のように初爻から上爻に向かって順番に変化させたほうが、初爻から順に立卦する易の性格上合理的である。 張明澄著『周易の真実』(1998年日本員林学会、2008年に改訂版)では、「坤」→「復」→「師」から「乾」へという順序に易卦を並び替えており、「乾、坤」から始まり「未済」で終わる『易経』の順序には、なんら法則性も根拠もないとしている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「周易」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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