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(n) entrance procession of sumo wrestlers into the ring =========================== ・ 土 : [つち] 【名詞】 1. earth 2. soil ・ 土俵 : [どひょう] 【名詞】 1. arena ・ 土俵入り : [どひょういり] (n) entrance procession of sumo wrestlers into the ring ・ 俵 : [ひょう, たわら] 【名詞】 1. straw bag 2. bale 3. sack 4. bag counter ・ 入 : [にゅう] 【名詞】 1. go in ・ 入り : [いり] 1. (n,n-suf) entering 2. setting (of the sun) 3. audience 4. capacity 5. income 6. beginning
土俵入り(どひょういり)とは、大相撲の力士が土俵の上で行う儀式のことである。横綱が行うものは横綱土俵入りとして区別される。 == 概要 == 十両と幕内の力士がそれぞれの取組開始前に、横綱を除く全力士で行う。十両土俵入りは幕下の取組が残り5番となった時点(概ね午後2時30分ごろ)、幕内土俵入りは十両の取組が終了した後(概ね午後4時ごろ)に始まる。かつては十両の土俵入りも、幕下の取組終了後に行ったが、1970年代後半から、時間節約のため〔現在では十両土俵入り終了後、ただちに幕下の取組を再開する。十両力士はこの間に自身の取組の準備をする。〕幕下上位五番を残すようになった。 また、十両力士が幕内での取組を組まれている場合でも、土俵入りは番付に従い十両土俵入りの際に行う。 化粧廻しをした力士が花道奥に集合、行司が先導して入場し、番付の低い順に土俵に上がり、俵に沿って円く並ぶ。全員が土俵にあがるまでは各力士は外側を向き、最後の力士があがるときに内側に向き直る。全員が勢揃いすると、拍手を打ち、右手を挙げ、化粧廻しをつまみ、両手を挙げるという一連の所作を行う。これは、右2回左1回の四股とせりあがりを簡略したものである。本来は両手を挙げる所作は「武器を持っていません」という意味で肘を曲げたまま軽く上げるように行うのであるが、近年では万歳の要領で高らかに挙げる傾向がある。〔『大相撲ジャーナル』2015年4月号23ページ〕 土俵入りを終えると、再び行司の先導で土俵を下り、花道を戻る。他にも伝統の所作として土俵に上がる際に力士が「シィー」と声を出す「警蹕(けいひつ)」というものがあり、不敬な振る舞いのないよう静粛にと観客に警告する意味で長年継承されてきた。この所作は2000年代に入ってから数年間消失してしまい、親方衆もそれに気づかなかったそうであるが、2012年11月場所からこの所作が幕内土俵入りで再び見られるようになった。〔2012年11月22日、朝日新聞〕 以前は土俵の周囲に四本柱が存在していたこともあって、最初から内側を向いていたが、1952年9月場所初日に四本柱の撤廃と同時に、最後まで外向き(観客側の方へ向く)に行うことが試みられた。しかし呼吸が合わないので、翌2日目にそれ以前の方式にもどった。全員が外から内側に向き直る現在の形式は1965年1月場所から導入された。 江戸時代の錦絵には、横綱土俵入り同様に、幕内力士たちが四股を踏んでいる絵が残っている。当時は幕内の人数が少なく、1度に土俵に上がるのは10人に満たなかったために可能であった。例えば雷電爲右エ門の時代には平幕は5枚しか無く、三役も厳密に東西1人ずつとされていたため1度に土俵入りするのは全員が出場していても8人であった。 現在では十両でも12~16人、幕内では20人前後の力士が一度に土俵入りするため、四股を踏む事ができなくなり、四股とせりあがりを簡略した現行の方式に改められた。 天覧相撲の場合は「御前掛(ごぜんがかり)」と呼ばれる特別な土俵入りを行なう。全員がいったん花道に居並んで、正面の貴賓席に一礼してから土俵に上がり、円形ではなく、正面を向いて四列五段に並ぶ。柏手を打った後に、右2回左1回の四股を踏んで蹲踞する。ここで放送で行司、続いて各力士一人一人が紹介され、各力士は順に立ち、礼をして土俵を下りる。 江戸時代には、一人土俵入りと称して、体の異様に大きな(長身など)青年や、「怪童」と呼ばれた巨体の少年を、客寄せのために一人で土俵入りをさせることがあった。長身の生月鯨太左エ門や、怪童の大童山文五郎などは、錦絵となって、その姿が後世まで伝えられている。こうした怪童のなかには、後に正式に初土俵を踏んだ者もいた(明治初期に活躍した勝ノ浦与一右エ門が好例)。大正時代に幕内中堅力士として活躍した中川部屋の綾鬼喜一郎は、初土俵を踏む前に、巡業先で子ども土俵入りを行っていたという。 また、本場所には存在しない形の土俵入りではあるが、巡業などにおいては三役以上(横綱、大関、関脇、小結)を全員並べて行なわれる三役土俵入りが披露されることもある。これは正面を向いて右2回左1回の四股を踏む本式で行なわれる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「土俵入り」の詳細全文を読む
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