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衆徒(しゅと)は、堂衆(どうしゅ/どうしゅう)とも呼ばれ、本来は平安時代以後に大寺院に居住して学問・修行の他に寺内の運営実務にあたった僧侶身分のこと。大衆の主力であり、衆徒のみを指して「大衆」と呼ぶ場合もある。特に興福寺が守護職を務めた大和国では、国内の武士を自寺の衆徒として組み入れたために同国の武士(大和武士(やまとぶし))を指して衆徒と呼ぶ場合もある。 == 概説 == 一般的に学侶よりも下位、行人よりも上位とされ、寺院内の警備や管理運営などの実務なども扱った。中下級の貴族や武家・荘官などの出身者が多かったため、武術などの心得を持つものもあり、武装化して僧兵を構成したのもこの身分が中心であった(ただし、延暦寺では衆徒をより上級貴族出身が占め、このクラスや衆徒から放逐された者達が別に「堂衆」を組織するなど、寺院ごとに組織のあり方に違いがあった)。大衆僉議や強訴など寺院内部の意思決定やその実力行使に中心的な役割を果たした。後に僧侶の身分分化が進み、公卿などの出身である学侶が寺院内の要職を独占して寺院の経営にも関与しようとすると、行人とともに激しく抵抗した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「衆徒」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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