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アトリエ・ワンは、日本の建築家ユニットで、1992年に結成された。個人住宅を中心に建築、デザイン活動を行っているが、他にも、都市空間フィールドワークや美術展の活動などもしている。 == 概要 == 「アトリエ・ワン」の「ワン」は、数の「One」ではなく、「ワン!」という犬のほえ声である。だから例えば、これを英語表記すれば「Atelier Bow-Wow」、中文表記すれば「犬吠工作室」となり、言語によって(つまり、犬の鳴き声の表現が言語、文化ごとに違うので)、表記が異なってくる。 建築評論家の飯島洋一によって、「ユニット派」の一員として批判的に評され〔飯島洋一「<崩壊>のあとで:ユニット派批判」『JT 新建築住宅特集』2000年8月号、新建築社、「反フラット論:<崩壊>のあとで2」『新建築』2001年12月号、新建築社〕、その後、アトリエ・ワンといえばユニット派、という風に見られるようになった。しかし、当の本人たちや、同じく建築評論家の五十嵐太郎やライターの永江朗〔永江朗『批評の事情:不良のための論壇案内』原書房、2001年〕は、的確でないとして否定的に飯島の論を見ている。 Team Made In Tokyo (TMIT) を結成し、その1996年からの成果をウェブサイトで発表、2001年に鹿島出版会から『メイド・イン・トーキョー』を出版した。これは、東京をフィールドワーク、観察するものであり、そこで発見した効率、実利に偏重した独特で奇妙な建築を集めている。また、東京工業大学塚本研究室とのプロジェクトで、「ペット・アーキテクチャー」という用語を提唱している。これは、東京の建物と建物の隙間などに建てられた「犬小屋以上兎小屋以下」の建築のことで、プロジェクトで積極的に観察を行っている。この成果は、2000年10月の展覧会での発表を経て、2001年にワールド・フォトプレスから『ペット・アーキテクチャー・ガイドブック』としてまとめられた。このように、アトリエ・ワンは土木建築を含めた無名の建築にも着目し、有名な建築と同等に、それを自らの建築にいかしているのが、ひとつの特徴といえる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アトリエ・ワン」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Atelier Bow-Wow 」があります。 スポンサード リンク
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