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塩化サマリウム(III)(えんかサマリウム、Samarium(III) chlorideまたはSamarium trichloride)は化学式SmCl3で表されるサマリウムの塩化物である。無水物は淡黄色の固体で、湿った空気中において急速に吸湿し六水和物となる。六水和物は急熱するとわずかに加水分解が起こり、110℃で5分子の水を失う〔CRC Handbook of Chemistry and Physics (58th edition), CRC Press, West Palm Beach, Florida, 1977.〕。 ==性質== 塩化サマリウム(III)は適度に強いルイス酸であり、HSAB則による硬い酸に分類される。水溶液は水酸化サマリウム(III)やフッ化サマリウム(III)等の不溶性のサマリウム(III)化合物を合成する際の前駆体として用いられる。 : SmCl3(aq) + 3 NaOH(aq) → Sm(OH)3(s) + 3 NaCl(aq) : SmCl3(aq) + 3 KF(aq) → SmF3(s) + 3 KCl(aq) また、無水物を水素中などの還元雰囲気化で加熱することで2価のサマリウム塩が生成し、酸素中で加熱するとオキソ塩化サマリウム(III)SmOClが生成する〔化学大辞典編集委員会(編)『化学大辞典1縮刷版第26版』共立(1981/10)、初版(1963/07)〕。水への溶解度は非常に大きく、エタノールやピリジンにも溶解する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「塩化サマリウム(III)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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