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塩見 鮮一郎(しおみ せんいちろう、1938年2月6日 - )は、日本の作家。岡山市生まれ。本名同じ。 == 経歴 == 岡山大学法文学部独文科卒。大学在学中から小説・評論を手がける。河出書房新社で編集者を務めたのち、専業の作家となる。1960年代には新日本文学会に所属し、新進作家として活躍した。 弾左衛門・車善七を中心とする被差別民・被差別部落の歴史や、芸能民・社会政策、江戸・東京の都市史を主たるテーマにしている。『浅草弾左衛門』などの小説のほか、ノンフィクションの著述や評論がある。 いわゆる差別表現に関しては積極的に自主規制を推進する立場を取り、筒井康隆と日本てんかん協会の和解(1994年)に際しては、本田雅和と共に『朝日新聞』紙上で筒井を激しく糾弾した。このため、筒井から「どんな作品書いたのか誰も知らないような塩見鮮一郎なんて作家」「(日本てんかん協会との間の)往復書簡ろくに読まないでコメントしてる。解放同盟やてんかん協会が『よし』としてることにまで反対して、自社の自主規制を正当化しようとして、被差別団体以上の激しさでぼくを糾弾してくる」〔『筒井康隆スピーキング』p.416(出帆新社、1996年)〕と批判された。 一方、2011年刊行の著書『新・部落差別はなくなったか?』で被差別部落のルポを掲載したことが部落解放同盟から問題視され、抗議を受けた〔塩見鮮一郎著「新・部落差別はなくなったか?」及び「どうなくす?部落差別」についての見解 部落解放同盟中央本部 部落解放同盟東京都連合会 部落解放同盟神奈川県連合会 2015年2月15日 〕。その結果、部落解放同盟の要求を容れて2012年に『どうなくす?部落差別』を刊行したが、同書における「『地名総鑑』という本はなんら悪いものではない。それを利用した企業が悪い」との記述が部落解放同盟から問題視され、再度の抗議を受けた〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「塩見鮮一郎」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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