翻訳と辞書
Words near each other
・ 境中学校
・ 境二郎
・ 境亜寿香
・ 境保育園 (小惑星)
・ 境共同トレーニングセンター
・ 境内
・ 境内地
・ 境内建物
・ 境内摂社
・ 境内社
境内都市
・ 境勝太郎
・ 境南町
・ 境古河インターチェンジ
・ 境地
・ 境域
・ 境外仏堂
・ 境外摂社
・ 境外社
・ 境大橋


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

境内都市 : ミニ英和和英辞書
境内都市[けいだいとし]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [さかい]
 【名詞】 1. border 2. boundary 3. mental state 
境内 : [けいだい]
 【名詞】 1. compound 2. grounds 
: [うち]
 【名詞】 1. inside 
: [みやこ]
 【名詞】 1. capital 2. metropolis 
都市 : [とし]
 【名詞】 1. town 2. city 3. municipal 4. urban 
: [し]
  1. (n-suf) city 

境内都市 : ウィキペディア日本語版
境内都市[けいだいとし]
境内都市(けいだいとし)は、日本史上の歴史的概念で、中世(12~16世紀頃)における都市の特徴のひとつを示す。寺院神社という宗教的施設を中心として成立した都市群を意味する。
「境内都市」は、日本史学者の伊藤正敏が指摘して成立しその後支持者が増えている概念だが、伊藤正敏本人は自著で「正直言って(この概念を指摘したのが)なぜ筆者が初めてだったのか理解できない〔伊藤(2008)、91ページ。〕」と述べている。また伊藤は「どうも語感が悪い〔伊藤(2008)、247ページ。〕」として今後別のネーミングに変更する可能性を留保している。
== 概要 ==
この概念が提示される前、寺社を起源とする集落は「門前町(参詣者などを対象とする商業的活動を行う都市)」と思われており、主たる機能は宗教的なものであり経済的機能はそれに従属するものと考えられていた。宗教は経済とは隔絶したものであるという現代におけるイメージもあり、門前町は大きな経済的機能を持つものであるとは考えられていなかった。
「境内都市」という概念は、そういう一般的な印象を見直し、寺社を起源とする大集落を政治的・文化的・産業的・軍事的な複合的機能を持つ都市として認識しなおそうという意図をもって提案されたものである。
「境内都市」は、もちろん個別に規模は異なるものの、大きなものは10万人以上の人口を持っていたものと考えられている〔伊藤(2008)、92ページ。〕。中世の日本にとって数万人という人口はまさに「大都市」と呼ぶべきものであり、「門前町」という言葉の語感による「小規模な集落」というイメージとは全く異なる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「境内都市」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.