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(n) shoulder carrying pole =========================== ・ 天 : [てん] 【名詞】 1. heaven 2. sky ・ 天秤 : [てんびん] 【名詞】 1. (balance) scales 2. shoulder carrying pole 3. steelyard ・ 天秤棒 : [てんびんぼう] (n) shoulder carrying pole ・ 秤 : [はかり] 【名詞】 1. scales 2. weighing machine ・ 棒 : [ぼう] 【名詞】 1. pole 2. rod 3. stick
天秤棒(てんびんぼう、英語:carrying pole、shoulder pole)とは、第一義に、両端に重量物をぶら下げたり、たくさんの軽量物を取り付けたりして、肩に担いで運搬することを目的に作られた棒。天秤と同様、平衡を保ちやすいように作られている。極めて古い時代から全世界に見られる人力運搬用の民具である。 天秤や天秤状の物の横棒は、天秤棒と呼ばれることも多い(後述)。このほか、てこの原理を利用した単純機械である「天秤押し」の、天秤状の部分、すなわち、支点・作用点・力点を持つ部品としての長い棒の呼び名でもある(後述)。 == 運搬用の天秤棒 == 水桶〔水桶と天秤俸 相馬デジタルミュージアム〕や下肥・土砂などといった物の運ぶ一般的使用法のほか、行商やその他の業者が商品や客の品(例:洗濯物)を運ぶ道具として用いる。進行方向に対して平行に担ぐ方法と、首の後ろで左右に渡して垂直に担いで、バランスをとるために手を添える方法がある。 現代でも中国文化圏(中華人民共和国、台湾ほか)や東南アジア、アフリカなどでは用具として通常的に見られる。 日本では、古くは『一遍聖絵』(13世紀頃)にも描かれており(魚売りなど)、近世では水売りや金魚売りを始めとする様々な種類の棒手売も天秤棒を使っていたが、一般には今や全くと言ってもよいほど見られなくなった。とは言え、農地などでの局地的な使用はまだ残るであろう。また、祭りの際などの行列に鋏箱という天秤棒の両端に荷を入れる箱をつけたものなど、古式に則った形に限っては、将来にわたって廃れることはないと思われる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「天秤棒」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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