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『太平洋の鷲』(たいへいようのわし、副題『日本連合艦隊はかく戦えり』)は、1953年10月21日に制作された戦争映画である。昭和28年度芸術祭参加作品。 == 解説 == 山本五十六の半生をもとに、日独伊三国軍事同盟の締結から真珠湾攻撃、ミッドウェー海戦、海軍甲事件を描くことで、太平洋戦争がどのようにして開戦し、推移したのかを構想2年、制作費1億7,000万円〔いずれもポスターより。〕をかけてドキュメンタリー風に描いた作品である。 太平洋戦争をはじめとする第二次世界大戦を題材にした映画作品は数多く制作されているが、戦争に巻き込まれた市井の人々を中心に描いた他の作品とは異なり、存命中の人物を含む、戦争責任があるとされる人物を登場させ、さらに戦闘場面を再現することで、本格的に戦争を取り上げた戦後初の映画である。 主人公の山本五十六は大河内傳次郎が演じた。また、航空兵役の中島春雄は、本作で身体に火をつけての日本初のファイヤー・スタントを演じた。 のちにゴジラを生み出すことになる本多猪四郎と円谷英二の初コンビ作品で、航空母艦「赤城」の漁船を改造した巨大ミニチュアや実物大セットなどが組まれた。プロデューサーの森岩雄は、ハリウッドの製作方式を参考に絵コンテを細分化した「ピクトリアル・スケッチ」を導入し、本編と特撮の合理化が図られた〔。ただし、戦闘シーンは主にアメリカ軍極東航空司令部が提供した映像を含む記録フィルムと『ハワイ・マレー沖海戦』、『加藤隼戦闘隊』、『雷撃隊出動』などの戦時中の戦争映画からの流用である。そのため、海軍には配備されていない一式戦闘機が多く登場するほか、スーパーマリン スピットファイアなどのイギリス軍戦闘機がミッドウェー島に存在する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「太平洋の鷲」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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