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実隆本源氏物語系図(さねたかほんげんじものがたりけいず、略して実隆本)とは、三条西実隆が整えた源氏物語系図をいう。内容の異なる幾つかの系図が現存するが、最初の完成は1488年(長享2年)である。 == 歴史的状況 == 実隆本以前に存在した全ての源氏物語系図は、大きく九条家本の流れを汲むもので、現在では一般的な本文である青表紙本や河内本が成立する以前の本文に基づいて作られたものであり、巣守三位など現存する源氏物語の中には現れない人物についての言及もしばしば見られるなど当時の標準的な本文となりつつあった青表紙本による源氏物語とはしばしば整合性の取れないものであった。 そのような中で三条西実隆によって整えられた「実隆本」はそれ以前の古系図とは形式と内容がいくつかの点で異なっていた。実隆本以前はさまざまな源氏物語系図が存在したが、実隆本が成立して以後は湖月抄に収められた天文本〔常磐井和子「天文本古系図」『源氏物語古系図の研究』笠間書院、1973年(昭和48年)3月、pp. 276-279。 〕〔伊井春樹「天文本古系図と実隆本系図」『源氏物語注釈史の研究 室町前期』pp. 560-563。 〕などのわずかな例外を除いて実隆本の流れを汲むものが主流となっていった〔常磐井和子「源氏物語古系図概説」『源氏物語古系図の研究』笠間書院、1973年(昭和48年)3月、pp. 1-5。 〕。 池田亀鑑は源氏物語系図を時代で区分し、実隆以前のものを「(源氏物語)古系図」、実隆以後のものを「新系図」と呼んで区別した〔池田亀鑑『源氏物語系図とその本文的資料価値』「学士院紀要」第9巻第2号 1951年(昭和26年)7月。 〕〔池田亀鑑編著「本文資料としての源氏物語古系図」『源氏物語大成 巻7 研究資料篇』中央公論社、1956年(昭和31年)11月。または『源氏物語大成 第十二冊 研究篇』中央公論社、1985年(昭和60年)9月。 〕。(すみれ草以降は更に別とする) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「実隆本源氏物語系図」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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