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(n) parasitic plant =========================== ・ 寄生植物 : [きせいしょくぶつ] (n) parasitic plant ・ 生 : [せい, なま] 1. (adj-na,n,adj-no) (1) draft (beer) 2. draught 3. (2) raw 4. unprocessed ・ 植物 : [しょくぶつ] 【名詞】 1. plant 2. vegetation ・ 物 : [もの] 【名詞】 1. thing 2. object
寄生植物(きせいしょくぶつ、)は、他の植物に寄生し栄養分を吸収して生育する植物の総称である。寄生根と呼ばれる特殊化した根で相手植物(寄主または宿主)の組織と結合して栄養分を吸収する。類似の状態として共生があるが、共生は共生主と寄生者が共に利益を与えあう関係にあり、寄生は一方(通常は寄生者)が利益を得るが宿主は被害を受けることで区別される。 葉緑素を持ち光合成によって炭水化物を自分で合成する半寄生植物と、葉緑素を持たず光合成をしない(栄養を完全に寄主に頼る)全(完全)寄生植物に、大きく分けられる。 == 性質 == 寄生植物という場合、対象はほとんど種子植物、それも被子植物である。寄生生活を行う植物は、それ以外に見あたらない。藻類には寄生性のものがあるが、普通は一緒に扱わない。また、それらの寄生の対象である宿主は、ほとんどが被子植物で、わずかに裸子植物が対象になる例がある。動物に寄生するものは知られていない。菌類に寄生するものもある。これについては腐生植物の項を参照のこと。 寄主の種類が決まっているものも多い。たとえばラフレシアはブドウ科植物、ヤッコソウはシイノキ、ハマウツボはカワラヨモギなどに選択的に寄生する。しかし、イネ科やショウガ科など幅広い単子葉植物に寄生するナンバンギセルや、多数の双子葉植物に寄生するネナシカズラ類などのように宿主の幅が広いものもある。 *全寄生植物には寄生根と花以外の部分が退化したものが多く、多くの場合、葉は鱗片化して茎に密着する。ネナシカズラやスナヅルでは細長い蔓に花をつけるだけ、さらにラフレシア科では寄主組織内に食い込んだごく微細な糸状の細胞列から巨大な花を咲かせる。 *半寄生植物では、多くの場合は葉などの退化はさほど見られず、特に根に寄生するものの場合、知らなければそれが寄生植物であるとは思えないものも多い。 ヤッコソウ、ツチトリモチ、ハマネナシカズラなど絶滅を危惧される種もある一方、帰化植物のアメリカネナシカズラ、ヤセウツボなど雑草化した種もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「寄生植物」の詳細全文を読む
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