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小碓村 : ウィキペディア日本語版
小碓村[おうすむら]

小碓村(おうすむら)は、かつて愛知県愛知郡にあった。現在の名古屋市港区熱田区の一部〔戦後の区画整理による。〕に該当し、庄内川堀川に挟まれた地域である〔戦後、名古屋港開発のために埋め立てられた地域を除く。〕。
村域は江戸時代伊勢湾を埋め立てた新田である。村名は、小碓命に由来するという〔小碓村は、ヤマトタケルに関わる熱田神宮の南に位置する。〕。
== 沿革 ==

* 1649年慶安2年) - 熱田新田が開発される。
* 1675年延宝2年) - 船方新田が開発される。
* 1696年元禄9年) - 甚兵衛新田が開発される。
* 1739年元文4年) - 土古山新田が開発される。
* 1750年寛延3年) - 甚兵衛後新田が開発される。
* 1800年寛政12年) - 熱田前新田が開発される〔寛政年間の古地図に記載があることより、熱田古堤亥新田もこの頃開発されたと推測される。〕。
* 1817年文化14年) - 神宮寺新田が開発される〔この頃、山藤新田、元美新田も開発されたと推測される。〕。
* 1820年文政3年) - 稲富新田が開発される。
* 1821年(文政4年) - 甚兵衛新田を当知新田に改称する。
* 1822年(文政5年) - 宝来新田が開発される。
* 1826年(文政9年) - 永徳新田が開発される。
* 1837年天保8年) - 熱田築地前新開が開発される。
* 1861年文久元年) - 熱田築地前新開を作良新田と改称する。
* 江戸時代末期、この地域は尾張藩領、旗本領であった。
* 1876年明治9年) -
 * 熱田新田が熱田新田西組と熱田新田東組に分立する。
 * 作良新田と船方新田が合併し、千年村となる。
* 1878年(明治11年) -
 * 熱田新田西組と熱田古堤亥新田が合併し、熱田新田西組となる。
 * 稲富新田と永徳新田が合併し、稲永新田となる。
 * 神宮寺新田、宝来新田、元美新田、山藤新田が合併し、宝神新田となる。
* 1889年(明治22年)10月1日 -
 * 当地新田、土古山新田、熱田新田西組が合併し、明徳村となる。
 * 千年村と熱田新田東組が合併し、寛政村〔熱田前新田が開発されたのが寛政12年であったことに由来する。〕となる。
 * 稲永新田、宝神新田、甚兵衛後新田、熱田前新田が合併し、宝田村となる。
* 1906年(明治39年)5月10日 - 明徳村、寛政村、宝田村が合併して小碓村となる。
* 1907年(明治40年)7月16日 - 小碓村の一部〔旧・寛政村全域と宝田村の稲永新田。〕が名古屋市に編入される。
* 1921年大正10年)8月22日 - 名古屋市に編入され、名古屋市南区の一部となる。
* 1937年昭和12年)10月1日 - 名古屋市南区から港区が新設され、旧・小碓村の地域は港区となる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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