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尾張国造(おわりのくにのみやつこ・おわりこくぞう)は、尾張国を支配した国造。尾治国造とも。 == 概要 == 日本神話での尾張は、ヤマト王権の領土としての様子が綴られている。尾張の代表的神社である熱田神宮は、三種の神器の一つ・草薙剣(天叢雲剣)を祀っていることで有名である。倭姫命や伊勢神宮に関わる伝説には尾張も含まれていて、文化的にも尾張は畿内や近江・伊勢の影響が強い。 尾張国造の領域で最古の古墳は愛西市(旧海部郡佐織町)の奥地社古墳(径25メートルの円墳)とされている。墳頂に奥津神社が所在し、神社所蔵の3面の三角縁神獣鏡が椿井大塚山古墳出土の銅鏡と同笵鏡関係にあることが判った。このことから4世紀前期の古墳であると推定できる。また、北部の犬山市の白山平(標高142メートル)の頂上に築造された前方後方墳の東之宮古墳(墳丘長78メートル、国の史跡)が所在し、副葬品の中に11面の銅鏡があり、そのうちに三角縁神獣鏡があった。前者は海部郡を支配する首長墓であり、後者は山麓地帯一帯を束ねる地域首長であったと考えられる。 また近年の研究調査によって、3世紀前後邪馬台国と匹敵する一大勢力国であったとされる狗奴国のあった場所として、愛知県一宮市の萩原遺跡群をはじめとして伊勢湾岸一帯までを中心とした濃尾平野からS字甕が大量に発掘されていることからこの尾張地方が所在地として有力視されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「尾張国造」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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