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岡田式静座法(おかだしきせいざほう)は、岡田虎二郎によって創始された修養法。岡田式静坐法とも表記する。正しい姿勢によって安定した心を生み出し「心の欲するところに従って矩を超えず」の境地を目指す。岡田によれば、静坐すれば心の平和を得、心が平和になれば品性美と肉体美とすなわち精神と精力とともに充実した人格ができるという。大正時代に民間療法として一大ブームになった。 方法としては次のような姿勢で行う。 *両足を土踏まずのところでX字型に深く組む(いわゆる「正座」を深くした形) *腰を立て、背筋をまっすぐにする。 *鳩尾(みずおち)を落とし胸と肩の力をゆるめる。 *両手は深く軽く組んで腹につけ、掌を下にして膝の上に置く。 *眼は堅く閉じ顎を引く。 そして次のように呼吸する。 *静かに息を吐きながらお腹に力を入れる。全部吐き切るのではなく2分くらい残す。 *お腹の力をゆるめ、鼻から入ってくる息を吸う。意識的に吸うのではなく自然にまかせる。 この際無念無想や精神集中ということを考えず、あるがままに行う。 岡田式静座法は座禅に近いと言われる。しかし座布が不要であり、日本人の伝統的な生活習慣を活用したものである。 ==岡田虎二郎== 岡田(1872年 - 1920年)は、三河国渥美郡田原町の出身で、父親は郡役所の書記などをしていた〔(大日本文華, 1921) 〕。早産で生まれ、生まれつき虚弱であったが、13、4歳の時に一種の霊感を受けたといい、心身が一変、強健となって、以来心身の改造に志し、1899年渡米し、帰国後、多くの共鳴者を得た。自身は巨体、睡眠は4時間で、午前4時に起床し、5時に朝食、食事は簡素で、1日2回の水浴をするという生活を送った。文化人、芸術家、政治家などの有名人をはじめ、多くの信奉者を抱えていたが、49歳のときに尿毒症で急死し、盛況だった静坐会も一気に衰退した。妻との間に娘礼子。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「岡田式静座法」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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