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末野大橋(すえのおおはし)は埼玉県大里郡寄居町末野と同折原の間で荒川に架かる国道140号皆野寄居バイパスの橋である。すぐ下流側に埼玉県道349号広木折原線の折原橋(おりはらばし)がある。 == 概要 == 当橋は荒川河口から97.4キロメートルの地点で皆野寄居バイパスの起点の場所に位置し、休日を中心に渋滞しがちである荒川沿いの隘路を通る国道140号に対し、寄居町から皆野町に向けてショートカットするバイパス道路の一部となっている橋である〔皆野寄居有料道路マップ - 埼玉県道路公社、2015年7月23日閲覧。〕。また、埼玉県の第一次特定緊急輸送道路に指定されている〔 - 国土交通省 関東地方整備局、2015年7月23日閲覧。〕〔埼玉県の緊急輸送道路 - 埼玉県ホームページ、2015年7月23日閲覧。〕。 橋長313.0メートル、総幅員8.5メートル、有効幅員7.5メートル、主径間182.0メートルの上路式の鋼アーチ橋である〔『橋梁年鑑(電子化) 平成17年版』p. 16-17〕。 なお、左岸側のアプローチ区間を含めると長さは631.0メートルになる〔(橋の美術館 )〕。 アーチ橋の支間長が182.0メートルで、右岸側と左岸側の橋台の高低差が5.5メートルあることから〔、皆野方面に向けて約3パーセントの縦断勾配の橋となっている。自動車専用道路であるため橋に歩道は設置されていない。照明柱は亜鉛メッキが施されている〔『皆野寄居有料道路工事誌』53-55頁。〕。周囲の地形の関係で河岸段丘の段丘面よりさらに高い位置に架けられ、右岸側はもう一段高くなっている段丘面に接続している。 橋は2004年(平成16年)度に完成し、2005年(平成17年)3月29日午後2時に開通した。当橋の施工会社は以下のとおりである〔橋梁年鑑 末野大橋 詳細データ - 日本橋梁建設協会 橋梁年鑑データベース、2015年7月23日閲覧。〕。 * 片山鉄工所 * 駒井ハルテック〔地図で見る駒井ハルテックの橋 <埼玉県> - 株式会社駒井ハルテック、2015年7月23日閲覧。〕 * JFEエンジニアリング * JST(旧、日本鉄塔工業。) * 三菱重工鉄構エンジニアリング * 宮地鉄工所(宮地エンジニアリング) * 松下工務店 - 下部工事を担当 架設工法は架橋場所が深い谷なので、両岸に架橋に用いる鉄塔を仮設してそこからケーブルを対岸方向に斜めに張り、アーチリブなどの架設部材をケーブルで支えながら架設する〔ケーブルエレクション(CE)斜吊り工法 - 日本橋梁建設協会 鋼橋の架設〕、「ケーブルエレクション斜吊工法」が採用された〔〔。橋梁の塗装色は1996年(平成8年)10月「橋梁塗装色彩検討委員会」を設置して現状の景観に配慮して検討審議した結果、アーチリブはマンセル値 5R 4/10(あかね色)、上部工および垂直材はマンセル値 N7.5(コンクリートグレー)に決定した〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「末野大橋」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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