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拘束衣(こうそくい)は、何らかの理由で他人あるいは自分自身に危害を加える恐れのある者に着用させるための衣服。 == 構造 == 一般的には袖が長いジャケット状で、着用者の手を腹側にまわして袖を結び上半身の自由を奪うものが知られている。 精神科病院や刑務所などで自傷行為をおこす入院患者や暴れる受刑者に着せられたりすることが多かったため重症の精神病患者、もしくは非常に重要な犯罪者に用いるイメージが強い(一部の映画でもそのように用いられてきた)。精神科の病院で使用されるものは閉じた袋状の袖の外側に短い革ベルトの先端部分が縫いつけられていて、胴体側に付けられたバックル部分に差し込んで使用する製品が多い。これは自傷行為や無断離院を防止するために指先を露出させない一方で患者の苦痛を和らげるために拘束衣の締め付けの強弱を調整するためである。胴部のバックルが複数あり、拘束の角度を変えることができる製品も存在する。ただしこれには人権侵害という批判が強い。そのため近年では拘束衣を用いず包帯など柔らかい布でベッドに拘束したり、ベッドの上に厚手の革ベルトや板などを渡し落下防止と拘束を行なう向きもある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「拘束衣」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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