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(n) government body (agency) =========================== ・ 政 : [せい, まつりごと] 【名詞】 1. rule 2. government ・ 政府 : [せいふ] 【名詞】 1. government 2. administration ・ 政府機関 : [せいふきかん] (n) government body (agency) ・ 機 : [き, はた] (n) loom ・ 機関 : [きかん] 【名詞】 1. (1) mechanism 2. facility 3. engine 4. (2) agency 5. organisation 6. institution 7. organ ・ 関 : [せき, ぜき] (suf) honorific added to names of makuuchi and juryo division sumo wrestlers
政府(せいふ、, )とは、近代国家において国家もしくは国家の一部分となる地方における統治機構(国家の意思決定及び統治のための組織)の総体。 広義には、統治に関わる立法・司法・行政すべての機関および機構の総称を指し、狭義には、行政を司る内閣とそれに付属する行政機関(執行機関)から成る行政府を意味する。それぞれ、アメリカやイギリスなどの英米法系の国家では広義の意味で、ドイツや日本などの大陸法系の国家〔ただし、戦後の日本国憲法は、大陸法の源流ともいうべきドイツが英米法への移行を企図したように、英米法を指向したもので、警察制度や司法制度に特徴づけられる。このように地方の自治権を尊重する英米法を採用している。例えば、大陸法のフランスでは、今尚、地方警察は存在しない。すべて国家警察機構になっている。〕では狭義の意味で、用いられる語である。なお、マルクス主義の立場からは「支配階級の政治委員会」に位置付けられる。 明治時代以降の日本政府の関係者(行政関係者)が「日本国政府」を指す場合に、省略して「政府」と言う場合がある〔特に(江戸幕府と対比する文脈などで)明治期の日本の政府を指す場合は「明治政府」と呼ばれることがある。〕。 == 政治学上の概念 == === 政府の分類について === 政治学では、政体(国家の政治形態)の類型や分類をつくることは長きにわたり目標でありつづけた。というのも、政治システムの類型というのは明快なものではなかったからである〔Lewellen, Ted C. ''Political Anthropology: An Introduction Third Edition''. Praeger Publishers; 3rd edition (30 November 2003)〕。政治学の中でも、特に比較政治学や国際関係論の分野で重要である。 表面的には、政府の形態がどのようなものか分類することは容易であるかのようにみえる。というのは、どんな政府であれ一応、外部に対して謳っている“公式の形態”というのはあるからである。例えば、「アメリカ合衆国は連邦共和制国家で、かつてのソビエト連邦は社会主義共和制国家である」などと言ってしまうことはできるわけである。しかし、政府自体が言っていることには客観性が無く、KopsteinやLichbachが指摘しているように、政体の定義を行うということは油断がならないことなのである〔''Comparative politics : interests, identities, and institutions in a changing global order'', Jeffrey Kopstein, Mark Lichbach (eds.), 2nd ed, Cambridge University Press, 2005, ISBN 0521708400, p. 4〕。例えば、「選挙は民主主義の特徴だ」などとされることがあるが、旧ソ連で行われていた実際の選挙は "自由かつ公正" ではなく、一党制の下に実施された。この例からもわかるように、実際的な分類をするならば、選挙が行われていたとしても、それを根拠に「民主的な政府」と分類することはできないのである。〔類似の例のひとつに、香港での選挙を巡る2014年~2015年の出来事もある。香港での選挙の候補者が、そもそも誰でもなれず、北京の政府の認めた者しか候補者になれないようにされてしまい、学生たちが、非民主的な圧力に抗議し、民主的な選挙を求めて座り込みを行った出来事である。これなども、選挙が形式的に行われたとしても、実態としては特定の勢力に支配されてしまっており「民主的」とはいえない事例のひとつである。〕 政府の形態を決定づけることの難しさは、そもそも政治体系の多くが社会経済的な運動を基としており、ある社会経済的運動を旗印として掲げる特定の政党によって、それらの運動が政府内に持ち込まれていることにもある。そして、社会経済的運動というのは、どれも政治的イデオロギーを含んでいる。それらの運動を推進する者が政権を取った場合や、政党が特定の形態の政府と緊密な関係を持つ場合は、それらの運動も含めて政府の形態とみなされることにも成り得る。 さらに理解を難しくしている背景にあるのは、政治的イデオロギーと関連する統治の形態に対して、一般的に見解が一致しない場合や、合理的で専門的な定義があっても故意に「歪曲または偏見」として捉えられる場合であり、これらは現代の政治学の本質のためである。例えば、アメリカ合衆国では「保守主義」を意味するところが、他の国や地域で使われる語義とは、その用法において、ほとんど共通しないことである。2011年にRibuffoが指摘したように、「いま、米国人が『保守主義』と呼んでいるものは、世界のほとんどの地域で自由主義または新自由主義と呼んでいるものに他ならない〔Leo P. Ribuffo, "20 Suggestions for Studying the Right now that Studying the Right is Trendy," ''Historically Speaking'' Jan 2011 v.12#1 pp 2–6, quote on p. 6〕」のである。1950年代以降、アメリカ合衆国における保守主義は第一に共和党と結びついてきた。しかし、の時代には、の多くは、むしろ保守的な人々であった。これらの人々はで重要な役割を演じ、1937年から1963年まで連邦議会を支配下に置いた。〔Kari Frederickson, ''The Dixiecrat Revolt and the End of the Solid South, 1932–1968'', p. 12, "...conservative southern Democrats viewed warily the potential of New Deal programs to threaten the region's economic dependence on cheap labor while stirring the democratic ambitions of the disfranchised and undermining white supremacy.", The University of North Carolina Press, 2000, ISBN 978-0-8078-4910-1〕 世界のすべての国々は、次に挙げる少なくとも2つ(ないしそれ以上)の特質を合わせた統治機構により統治されている。(例えば、アメリカ合衆国は真の資本主義社会ではない。というのも、実際には政府は社会的サービスを市民に提供しているからである。)加えて、政府の類型に対する人々の意見は様々である。(例えば、アメリカ合衆国は民主国家というよりも金権国家である、という議論があり、米国は富により支配されていると信じる者もいる。)〔"Plutocrats – The Rise of the New Global Super-Rich and the Fall of Everyone Else" Chrystia Freeland is Global Editor-at-Large at Reuters news agency, following years of service at the ''Financial Times'' both in New York and London. She was the deputy editor of Canada's ''Globe and Mail'' and has reported for the ''Financial Times'', ''Economist'', and ''Washington Post''. She lives in New York City.〕いかなる政府にも、常に(白黒のつかない)不確かさが存在する。最もリベラルな民主主義国家でさえ、対抗する政治活動をある一つの範囲または別のもう一つに制限する。一方で、最も専制的な独裁国家でさえ、幅広い支持基盤を組織するに違いない。したがって、各々の政府を分類・整理して細分化された区分に当てはめようとすることは困難を極める。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「政府」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Government 」があります。 スポンサード リンク
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