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斜格[しゃかく] 斜格(しゃかく、)は、名詞・代名詞・限定詞・形容詞のいずれかが格変化する言語において、有標形をとりうる格〔実際の語形は無標のこともある。たとえば、英語の人称代名詞の目的格は有標形をとりうるが、 you, it の目的格は語形変化がなく、無標である。〕。格変化を有するインド・ヨーロッパ語族やフィンランド語などに見られる。一般には主格や絶対格以外の総称。 英語やフランス語・スペイン語などでは人称代名詞の直接・間接目的格(直接目的格は対格に、間接目的格は与格に相当)、ドイツ語ではいわゆる2格(属格)・3格(与格)・4格(対格)が、ロシア語では生格・与格・対格・造格・前置格が、ラテン語では呼格(男性名詞のみ)・属格・与格・対格・奪格(名詞によっては処格も)が、サンスクリットでは呼格・対格・具格・為格(与格に相当)・奪格・属格・処格がこれに当たる。 また、ブルガリア語では一部の代名詞を除いて対格と与格の区別が失われており、斜格と呼ばれる。 == 脚注 ==
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「斜格」の詳細全文を読む
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