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新巻(あらまき)または新巻鮭(あらまきざけ)は、内臓を除いた鮭を甘塩で漬けたもの。主に北海道産のものを指す〔。荒巻とも。 元々「あらまき」は塩漬けの魚を藁や竹の皮などで包み貯蔵・保存ができるようになったものを指し〔〔、室町時代以前は使用する魚も鮭に限定されていなかった〔。10世紀頃(平安時代中期)の辞書『和名類聚抄』では、「苞苴(ほうしょ)」の訓読みとして「アラマキ」が充てられている〔。12世紀頃(平安時代末期)の辞書『色葉字類抄』では「苞苴」とともに「荒巻」が現れ、これは「苞苴」の俗用とされた〔。「荒巻」の語源は、荒縄で巻いたから〔〔〔〔、荒く巻いたから〔、藁で巻いたことから「藁巻」となりそれが転訛した〔〔、塩を粗くまいた「粗蒔き」に由来する〔、など諸説ある。 近現代の日本では、新巻鮭(荒巻鮭)は主に歳暮や正月の贈答品とされるが、そのような風習は江戸時代後期から一般化した〔。「新巻」の字が充てられるようになったのは、本来の意味が忘れられ「新しく収穫された鮭」「新物の鮭」〔と解釈されるようになった明治以降と考えられている〔。 == 利用 == 主産地である北海道では贈答用として親しまれている。ほか、お茶漬けや塩抜きをしてちゃんちゃん焼き、石狩鍋等に用いられる。 白鮭で作ると価格が高くなるが、カラフトマスの廉価品も流通している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「新巻」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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