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日本式ローマ字(にっぽんしきローマじ)は、1885年に提案された、日本語をラテン文字で表記する方法である。 == 概要 == 物理学者の田中舘愛橘が考案〔田中舘愛橘,「本會雑誌ヲ羅馬字ニテ發兌スルノ發議及ヒ羅馬字用法意見」,1885年,『理學協會雑誌』第16巻,pp.105-132〕した表記法であり、それまでは恣意的に表記されていたローマ字を、五十音図に基づいて系統だった表記法としたものである。1885年に発表された後、明治・大正・昭和を通した50年近くの研究(映画フィルムのサウンドトラックに記録した音声を切り張りしたり逆転再生させたりして「音素」を分析するなど)で、日本式ローマ字は音韻学の立場から理にかなったものであることが判明した。〔 内容は、下表の通り。 1937年に、日本式ローマ字を基礎として、それに改変を加えた訓令式ローマ字が公認されたことで、表記法もしくは正書法(言語を文字で表す方法)としては、日本式ローマ字は訓令式ローマ字に発展的解消したとみなされる(ただし、古くからローマ字表記が存在した固有名詞には、今でも日本式ローマ字が使われているケースがある)。因みに、翻字法(元の文字と転写後の文字が1対1に対応し、元言語の音は必ずしも反映されない、文字転写)としては現在でも使われており、ISO 3602〔ISO 3602:1989 -- Documentation -- Romanization of Japanese (kana script)〕にも収録されている(「ゐ」wiと「ゑ」weと「くゎ」kwaと「ぐゎ」gwaは現代日本語では廃れた文字であるとの注記付きで)。 現行の訓令式との大きな違いは、「だ行」の表記法である。また、「や行」と「わ行」には、使われていない音のyeやwu等が載っているが、学習容易性を重視して収録した由で、1936年のフランス語での講演〔田中舘愛橘,「La Phonétique Japonaise au point de vue Phonologique et son Application à l’Orthographe Nationale(音韻学上ヨリ見タル日本語ノ音声ト正字法)」,『葛の根-田中舘愛橘論文抜集』,1938年,日本のローマ字社〕では、yiとyeとwuを無くしている(ただし、訓令式とは異なり、「ゐ」wiと「ゑ」weと「を」woは残っている)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「日本式ローマ字」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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