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『日本暗殺秘録』(にほんあんさつひろく、''Memoir of Japanese Assassinations or Assassination Right Or Wrong'' )は、1969年の日本映画。主演 : 千葉真一、監督・脚本 : 中島貞夫、製作 : 東映、カラー・シネマスコープ、142分。昭和44年度芸術祭参加作品〔「天皇制批判と鶴田浩二とのイザコザ」『遊撃の美学 - 映画監督中島貞夫(上)』、213頁。〕。同年の京都市民映画祭では千葉真一が演技賞を、笠原和夫が脚本賞を受賞した。 == 概要 == 日本の暗殺百年史である幕末・明治・大正・昭和の四代に勃発してきた各事件を題材にし、オムニバスでオールスターが出演する大作映画。全篇を通して反体制の純粋かつ美しいエネルギーに満ち溢れ、一殺多生の捨て石精神で時の権力者に立ち向かった若者の姿を描いている〔。主人公である小沼正(千葉真一)の生い立ちから〔「テロをドキュメントで、しかもオールスターで」『遊撃の美学 - 映画監督中島貞夫(上)』、205 - 206頁。〕、血盟団へ加入してテロリストへ変わっていく悲哀と〔「千葉真一がテロリストを熱演」『ワケありな映画』、151頁。〕、1932年に井上準之助を暗殺へ至るまでの血盟団事件を中心にした作品である〔。千葉は主演していたテレビドラマ『キイハンター』を休んで専念し〔「テロリストの苛烈な生涯を演じた大作」『千葉流 サムライへの道』、33頁。〕、悩み苦しみながら覚醒していく〔、青年期の小沼を丁寧に演じた。血盟団の指導者で小沼を導く日蓮宗僧侶の井上日召に片岡千恵蔵、革命を唱える大日本帝国海軍軍人の藤井斉に田宮二郎、小沼が再就職して出会う従業員のたか子に藤純子らを配して脇を固めている。ほかには桜田門外の変・紀尾井坂の変・大隈重信遭難事件〔1889年(明治22年)に大隈重信は、玄洋社の来島恒喜から爆弾で襲撃され、右脚を切断した。詳細は大隈重信#外務大臣から総理大臣へと来島恒喜#生涯を参照。〕・星亨暗殺事件〔1901年(明治34年)に星亨は、伊庭想太郎に東京市庁参事会室内で刺殺された。詳細は星亨#生涯と伊庭想太郎#生涯を参照。〕・安田善次郎暗殺事件〔1921年(大正10年)に安田善次郎は朝日平吾に自宅応接間で刺殺された。詳細は安田善次郎#生涯は朝日平吾#生涯を参照。〕・ギロチン社事件〔詳細は大杉栄#社会主義者として、大杉栄遺骨奪取事件、和田久太郎、甘粕事件#事件の余波、福田雅太郎#経歴を参照。〕・相沢事件・二・二六事件を取り上げ〔、折しも東大紛争・安保闘争など騒然とした世相を反映した作品となった〔「テロリストの苛烈な生涯を演じた大作」『千葉流 サムライへの道』、29頁。〕〔「火災ビンからテロの時代へ」『高倉健と任侠映画』、308 - 310頁。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「日本暗殺秘録」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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