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日産・エスカルゴ : ミニ英和和英辞書
日産・エスカルゴ[にっさんえすかるご]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [にち, ひ]
  1. (n-adv,n-t) sun 2. sunshine 3. day 
日産 : [にっさん]
 【名詞】 1. daily output 
: [うぶ]
  1. (adj-no) innocent 2. naive 3. unsophisticated 4. inexperienced 5. green 6. wet behind the ears

日産・エスカルゴ : ウィキペディア日本語版
日産・エスカルゴ[にっさんえすかるご]

エスカルゴ(''S-Cargo'' )は、日産自動車1989年から1990年までの2年間のみ販売したフルゴネットタイプのライトバンである。
日産商用車を数多く手がける日産車体が生産を担当した。
== 概要 ==
VN10型パルサーバンのプラットフォームをベースとしたパイクカー(とんがったクルマ = デザインが特徴的な車種系列)。このプラットフォームは当時の商用車、例えば同じ日産でもVB11型ADバンがリヤサスペンションに手堅くリーフ・リジット式を採用していたのとは対照的に、リアに横置きトーションバー・スプリングを使ったフルトレーリングアーム独立懸架を採用しており、リーフ・リジット式では実現できない荷室の超低床化とリヤオーバーハング部の短縮を実現していた(このパルサーバンのプラットフォームは他にミニバンのはしりである初代プレーリーにも使われた)。
一連のパイクカーの中で、唯一の商用貨物車である。Be-1フィガロの場合とは異なり、パオ同様台数限定の抽選販売とはせず、期間内に予約された分についてはもれなく販売された。
車名はフランス語で「カタツムリ」を表す「Escargot(エスカルゴ)」と、「貨物」 = 「Cargo(カーゴ)」をスペイン語読みとした「カルゴ」を掛けたもの。丸く背の高いシルエットや、大きく飛び出したヘッドランプなど、スタイリングもカタツムリがモチーフとなっている。「カタツムリ」と「S」の字を組み合わせたロゴマークが採用され、カタログなどのほか、実車のホイールキャップにも入れられた。
自動車らしさ(機械臭)を抑えるため、フロントエンドには目立つグリルは無く、パンチングメタル風の処理となっており、ヘッドランプ法規内で可能な限り内側に寄せられている。独特のボンネットは特殊な形状のため、プレス機による量産ができず、職人が手叩きで仕上げていた。運転席のウインドウ面積が非常に広く、フロントドアガラスは全開時の引き残しを無くすため、2分割となっている。日産車としては、1950年代の「4W61型パトロール」や「ダットサン」各車以来、久々のセンターメーター採用車でもある。また、ATのセレクターは、当時では珍しいインパネシフトとなった。そうでなくとも商用車でAT専用車というのも当時の日本では異例であった。
車体のバリエーションは、荷室側面の楕円形リアクオーターウィンドウの有無、および、屋根が開放できるキャンバストップ、またはノーマルルーフとの組み合わせで、計4タイプが用意された。リアクオーターウィンドウなし・ノーマルルーフのパネルバン型が廉価モデルで、リアクオーターウィンドウおよびキャンバストップを共に装備するモデルが最上位グレードとされた。オーディオスペースは存在しないが販売店装着オプションにて1DINコンソールが装着できた。
車高が高く車体側面も広いため、パネルバン型は側面に会社や店舗のロゴなどを大きく記すことができた。しかも、カタツムリのような外観は良く目立ち、人目を引く宣伝効果があった。
1989年1月から1990年12月まで2年間の受注生産で約1万600台が販売された。販社オリジナルとして、ブルーの専用車体色と、ロープや楕円窓の周りに舵輪のイラストをあしらった、横浜バージョンも登場した。
2000年まで横浜スタジアムで使用されていたリリーフカーは、エスカルゴの改造車であった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「日産・エスカルゴ」の詳細全文を読む




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