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肇敏(ちょうびん)は日本海軍の練習艦。元プロシア帆船「ユトラー」。 艦名は「事を開き始めてすみやかに行う」〔『聯合艦隊軍艦銘銘伝』p199。〕という意味。 == 艦歴 == カナダで建造されたと言われる885トンの木造帆船で、明治4年6月(1871年7月)にイギリス人から購入し〔『聯合艦隊軍艦銘銘伝』による。『日本海軍史 第7巻』p225によると明治4年6月27日に購入。〕「春風丸(しゅんぷうまる)」と命名、運送船として使用された。 1873年(明治6年)5月に御召船「春風丸」の保管が海軍省へ移管、そのため5月2日に「肇敏丸」に改名、1877年(明治10年)の西南戦争では輸送任務に従事した。同年に練習船に指定され、1879年(明治12年)7月7日「肇敏(艦)」に改名した。 1886年(明治19年)3月15日に除籍、浦賀屯営の付属とされた。1889年(明治22年)5月には航海運用術練習艦「筑波」の付属、1890年(明治23年)1月に「武蔵」の付属、同年8月に横須賀海兵団付属とされ、1896年(明治29年)11月に売却された〔除籍後の艦歴は『聯合艦隊軍艦銘銘伝』による。『日本海軍史 第7巻』p465によると1888年(明治21年)に売却。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「肇敏 (練習艦)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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